2023年の岩国基地で4月15日に開催された岩国航空基地祭 フレンドシップデーに日帰りバスツアーで行ってまいりました。今回はその模様を自分用の備忘録を兼ねて何回かにまとめてみたいと思います。
当日の天候は雨
当日の雨は残念ながら雨。お昼前後はすこし止んだものの、ブルーインパルスのエンジンがかかる頃になるとまた雨及び低視程になってしまい、残念ながら地上走行のみの実施になってしまいました。前日からの雨が災いしてか、湿度が高い状態から雲の高さも低く、フライトもかなり制約された内容となりました。
広島駅からバスで参加
こんかい我が家は阪急交通の日帰りに申し込みました。広島駅から岩国基地の中まで楽々往復できました。バスツアーは阪急交通が最も台数が多かったようで、広島駅発のバスだけでも30台近くあったようです。
天気が良かったとしても岩国基地までのアクセスは大変なのですが、雨が降ればそれにもまして大変なことに。
バスツアーのメリットを最大限享受することができました。
特に帰りは雨降る基地の中を頑張って歩き疲れた子供が、バスの座席に座るなり爆睡です。
子供のことも考えると、やはりお金を払ってでもバスツアーを利用するのがベターなのかなと感じました。
F-16とF-35、及び室屋義秀&ウィスキーパパによるエクストラ300のデモフライトは実施
そんな散々な天気のなかで頑張ってくれたのがアジア初のレッドブルエアレース・パイロット室屋義秀さん
内海 昌浩さんが率いる競技曲技飛行チームウィスキーパパ
また米空軍の誇るアクロバットチームの一つPACAF F-16 DEMO TEAM
さらには海兵隊の最新鋭戦闘機F-35Bを用いたデモフライトでした
PACAF F-16 DEMO TEAM
今回が最後のデモフライトとなったシリウスさん、ことジョサイア・ガフニー少佐(Maj Josiah Gaffney)少佐
離陸後すぐに雲に入ってしまうような悪天状況の中、ぎりぎりまでフライトの実行について調整し、最大限のパフォーマンスを披露してくれました。
あのF-16の爆音を浴びることができて、雨の中を岩国基地に来たかいがあったと思った方も大勢いるのではないかと思います。
チーム一丸となったパフォーマンスは天気に関係なく感動的だったと思います。
撮影状態は決して良くはありませんでしたが、水蒸気の筋を引きながらアフターバーナーが映えるデモフライトはそれはそれで味がありました。
離陸前にはシリウスさんが観客に無線を通して挨拶する場面も・・
※音量に注意してください
シリウスさん、そしてPACAF F-16デモチームの皆さん 感動のデモフライトをありがとう!
F-35B LEVEL 2? DEMO
岩国基地といえば海兵隊の誇る最新鋭戦闘機。F-35B
空軍のF-35Aと違い垂直離着陸が可能なVTOL機能を駆使したパフォーマンスが魅力です。
F-35Bのデモフライトは日本においてはここ岩国でしか見られません。
個人的にはF-35Bのデモが見られただけでも岩国基地にきたかいがありました
今回はデモフライトのためにアメリカ本土からパイロットが来日して、岩国基地のフレンドシップデーでは始めての本格的なデモフライトを実施してくれました。
本当は高高度までの垂直上昇も見たかったところですが、そこはやむなし。F-16デモチームに負けない気迫のフライトを行い。観客に爆音を浴びせてくれたパイロットに同じく感謝です!
グッズ販売は盛況 パイロットと一緒に撮影も
雨が降っても各飛行隊の物販ブースは大盛況。岩国基地には海軍と海兵隊の戦闘機部隊が多数所属するため、多くのブースが出店して、来場者で賑わっていました。
一部は通販で買えるものもなくはないですが、基本的にはここ岩国フレンドシップデーの機会にしか買えない一期一会の商品の山。
みなさん決して安くはないグッズの値段と財布の中身を勘案して、悩んだり迷ったりしながら各々好みの飛行隊のグッズの買い物を楽しんでいるようでした。
子供から目を輝かせて「これ欲しい!」とせがまれたら「まぁこの機会だし多少はお金を出してやるか」となるのも仕方のないところ。
モノより思い出というかモノも思い出といったかんじでしょうか
個人的には岩国フレンドシプデーは雨が降ってフライトがキャンセルになったとしても、これらグッズの入手のためにだけでも訪れる価値があるともいます。(もちろん好天ならなお良しですが)
各部隊のF-35戦闘機が集結 一方で引退間近の一世代前のF-18も
今回は航空自衛隊のF-35Aの2つの飛行隊が初めてゲストとして三沢基地から飛来しました。
また岩国基地所属の海兵隊の2つの飛行隊のF-35Bも参加し、合わせて4つの部隊の4機のF-35が地上に並べられるという興味深いディスプレイで、写真を撮る観客を喜ばせていました。
一方でF-35Bに主力のバトンを渡し引退が進む海兵隊のF-18C/D戦闘機ですが、半年の任期でアメリカ・サウスカロライナ州ビューフォート海兵隊航空基地から岩国基地に派遣されたVMFA-115(第115海兵戦闘攻撃飛行隊)が特別塗装(スペシャルマーキング 略してスペマ)機を展示していました
この機会を逃せば二度と近くで見ることはできない貴重な機会でした。
また、雨のなか女性戦闘機パイロットが傘もささず気さくに写真撮影に応じてくれていて、ファンを喜ばせていました。
特別塗装機の尾翼には「END OF THE F/A-18 1985-2023」の文字が。
今回が38年に及んだF-18戦闘機運用での最後の来日ということを表しています。
また来年に期待!
ブルーインパルスが飛ばず落胆した方も多かった今回のイベントでしたが、
「いかなきゃよかった」という声よりは
「雨が降って大変だったけど、まぁそれなりに楽しめたかな」という方のほうが多かったのではないかと思います。
過去に多数の航空祭を訪れてきた筆者としても、これまで雨が降ったり晴れたりいろいろ経験してきましたが、その時時でいろんな思い出を作って、貴重なグッズをゲットしてきました。
また雨の時のキャンセルの落胆を知っているからこそ、晴天下でエアショーを楽しめた時の感動と喜びは何事にも代えがたい魅力です。
特に岩国基地のフレンドシップデーは一期一会のプログラムやグッズを楽しめる性質が強く、それゆえ遠路からも毎年訪れているファンが耐えないイベントであると感じます。
ぜひ次回は晴天のなか参加してリベンジを果たしたいですね。目標となる楽しみがまたできました。また来年、岩国フレンドシップデーで感動を分かち合いましょう!
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