航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が
第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025
通称東京2025デフリンピックにて
展示飛行を行なうことが決まりました。
今回は東京デフリンピック2025で、ブルーインパルスが見られる場所と時間・予行飛行(事前飛行)の予定・駐車場の情報・エアバンド周波数などについてまとめてみます。

比較的広範囲での飛行が予定されているので、小さなお子様連れの方でもいろいろな場所でフライトを鑑賞することができそうです。


東京2025デフリンピックの概要
東京デフリンピックは、聴覚障害者(耳が聞こえない・聞こえにくい人)のための国際的なスポーツ大会で、正式には「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」として2025年11月15日から26日まで東京で開催されます。
これは日本で初めての開催であり、1924年パリで第1回が開催されてから100周年の記念大会です
| 正式名称 | 第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025 |
| 開催地 | 東京都内および近郊の福島県と静岡県 |
| 会期 | 2025年11月15日(土)から26日(水)まで |
| マスコットキャラクター | ゆりーと |
| 正式競技 | 21競技 |
東京2025デフリンピック ブルーインパルスの飛行予定日と飛行時間帯は?
ブルーインパルスの展示飛行は2025年11月15日にサッカー競技が行われる福島県楢葉(ならは)町のJヴィレッジスタジアム(広野町)及びJヴィレッジ多面ピッチ(楢葉町)の上空にて実施されます



予行飛行は飛行日の前日、11月14日(金曜日)までに行われるとのことですが実施日時及び飛行ルートについては公表されないとのことです。飛行に関するノータムは確認できました。なお15日は12:00から女子のサッカー競技が予定されています
Jヴィレッジスタジアム(広野町)及びJヴィレッジ多面ピッチ(楢葉町)の上空
11月15日(土)11時頃
ブルーインパルスの飛行に関連するノータムの情報
※ノータムの情報は主催者からの発表ではなく、天候やその他の事情により変更となる可能性があります



つまり天候に問題がなければ木曜日の事前飛行と土曜日の本番飛行の、合計2回、楢葉町の上空をフライトするということになります。
Jヴィレッジにて東京2025デフリンピック サテライト開会式を実施
福島県などの発表によりますと、11月15日にJヴィレッジ全天候型練習場(双葉郡楢葉町山田岡美シ森8番)にてJヴィレッジで東京2025デフリンピックサテライト開会式が実施されるとのことです
サテライト開会式の実施時間は15時30分から17時までの予定となっています。
東京2025デフリンピック ブルーインパルスの飛行ルートは?


東京2025デフリンピックで飛行するブルーインパルスの飛行経路については公表されていません。



離発着には宮城県にある航空自衛隊松島基地が使用されます
飛行経路と移動時間についてはあくまでも筆者の予想となりますが、松島基地を離陸してから海岸線沖をほぼ直線上に飛行して会場となるJヴィレッジまで飛行するものと思われます


東京デフリンピックでは5区分と呼ばれる水平系の飛行を中心とした課目で実施されます。天高く上昇する垂直系のダイナミックな展示飛行をご覧になりたい方は百里基地航空祭がおすすめです!


ブルーインパルスの予行飛行やノータムの情報は?
前述のとおりブルーインパルスの飛行に関連するノータムの情報が出されています
※ノータムの情報は主催者からの発表ではなく、天候やその他の事情により変更となる可能性があります
ノータムで発表されている飛行エリアはJヴィレッジスタジアムを中心とする半径8マイル(約14.8km)内となっています


ノータム情報の詳細はこちらをクリック
070950 RJAAYNYX
(7761/25 NOTAMN
Q)RJJJ/QWALW/IV/M/W/000/060/3714N14100E008
A)RJJJ B)2511130440 C)2511130650
E)AIR DISPLAY :
1.FLT AREA : WI A RADIUS OF 8NM OF 371420N1410011E
(IWAKI-SHI,FUTABA-GUN IN FUKUSHIMA)
2.USING ACFT: T4 X 6(MAX)
3.WX COND : VMC ONLY
4.RMK : (1)SOURCE/JSDF-A(RJST)
(2)AIR DISPLAY SUSPENDED WHEN FLYING SAR AND
DOCTOR HEL,ETC
F)SFC G)6000FT AMSL)
070958 RJAAYNYX
(7762/25 NOTAMN
Q)RJJJ/QWALW/IV/M/W/000/060/3714N14100E008
A)RJJJ B)2511150150 C)2511150230
E)AIR DISPLAY :
1.FLT AREA : WI A RADIUS OF 8NM OF 371420N1410011E
(IWAKI-SHI,FUTABA-GUN IN FUKUSHIMA)
2.USING ACFT: T4 X 6(MAX)
3.WX COND : VMC ONLY
4.RMK : (1)SOURCE/JSDF-A(RJST)
(2)AIR DISPLAY SUSPENDED WHEN FLYING SAR AND
DOCTOR HEL,ETC
F)SFC G)6000FT AMSL)
ノータムとは航空関係者向けに出される通知のことです。AIS JAPANに登録すると確認することが出来ます
東京2025デフリンピック アクセスや駐車場の情報
東京2025デフリンピック 福島Jヴィレッジ会場へのアクセス方法や駐車場の情報については特設ページが開設されていますので詳しくはこちらをご覧ください
電車でアクセスする場合
JR常磐線の『Jヴィレッジ』駅から会場まで徒歩5分の距離となります
Jヴィレッジ駅へは東京駅から特急ひたちなどを利用すると概ね2時間30分~3時間でアクセス可能なようです
車でアクセスする場合
東京2025デフリンピック 公式サイトの情報によりますと福島会場(Jヴィレッジ)に駐車場はあるようですが、サッカー競技観戦をされる方のみ利用可能とのことですので注意が必要です。
また直前になって入場規制などが行われる可能性があります。
展示飛行を観覧する方には楢葉町多機能拠点施設の駐車場及び広野町二ツ沼総合公園の駐車場が利用可能とのことです。



広野町二ツ沼総合公園などからもフライトを見ることができそうですが、満車に注意です
ブルーインパルスのパイロットはどんな人達?
ブルーインパルスのパイロットは『ドルフィンライダー』
ブルーインパルスの総括や整備を行う要員は『ドルフィンキーパー』の愛称でファンに親しまれています
現在のブルーインパルス率いる第11飛行隊の飛行隊長は江尻 卓(えじり すぐる)2等空佐 TACネームはEDGE(エッジ)
F-15戦闘機の操縦経歴もあり防衛大50期のエリートで長野県上田高校の出身です
2024年5月からブルーインパルスの飛行隊長を務められています。
こちらの映像で江尻隊長がインタビューに応じています。


ブルーインパルスの無線交信周波数は?
離発着の拠点となる飛行場が松島基地の場合、離陸後しばらくして非公開周波数に移行する可能性が高そうです。



UHFエアバンド周波数帯(225.0~400.0MHz)をAMの100KHzステップでサーチする必要がありそうです。近くを飛行している場合は以外にあっさり見つかったりします。


東京2025デフリンピックにおけるブルーインパルスの飛行概要については以上となります
ここまでお読みいただきありがとうございました。




