2023年6月4日(日)に山口県防府市にある航空自衛隊防府北基地にて『防府航空祭』が開催されます。
この記事では
- お子様連れでお出かけする場合のポイント
- 駐車場の有無
- ブルーインパルスの予行飛行
- NOTAM情報
- エアバンドの周波数
などについてまとめてみたいと思います。
なお防府基地の公式サイトはこちらですので、もしお出かけの際は必ず確認しておきましょう
防府北基地といえば静浜基地と並び航空自衛隊のパイロットが初めて操縦桿を握る飛行訓練のスタートの地。学生が日々厳しい訓練を行っている場所です。
航空祭ではそんな訓練とあわせて練習を行ってきた『航空学生ファンシードリル』の展示を行います。
また日頃厳しく学生を指導する教官がT-7練習機の編隊飛行や機動飛行でその腕前を披露する機会でもあります。
基地内に駐車場はなし 道の駅潮彩市場臨時駐車場を利用
防府基地航空祭2023では基地内に駐車場の用意はありませんが、来場者用の駐車場として道の駅潮彩市場臨時駐車場が用意され、そこから防長交通が運行するシャトルバスにて基地までを往復する形になります。
防長交通のサイトによると潮彩市場からの基地に向かうバスは7:10分から随時運行されるようです(所要時間20分)
運賃は大人片道400円・小児片道200円で支払いは現金のみ
※1歳以上6歳未満の幼児に同伴者がいる場合、6歳以上の旅客1人につき幼児1人が無賃、幼児2人目から小児運賃を収受します。1歳未満の小児については全て無賃とするとのことです。
最寄り駅である防府駅からシャトルバスやタクシーも利用可能
防府駅からは道の駅潮彩市場と同じく防長交通によるシャトルバスが運行され、基地の中の会場近くで降車できます。運行時間と運賃については前述した道の駅潮彩市場から利用する場合と同じです。
また、防府駅からタクシーの利用もできるようですが、その場合基地の中ではなく正門付近で降車という形になります。
子連れでお出かけする際のポイント
防府基地航空祭は基地からは少し離れますが駐車場が用意されます。
来場者の数も戦闘機やブルーインパルスが見られる他の航空祭に比べると比較的少なく、個人的には子連れでお出かけしやすい印象のあるイベントであり、航空祭デビューにもおすすめできると思います。
一方で以下の点に注意しておくとより快適に楽しめるのではないかと思います。
持ち物
お子様連れの方はいつものお出かけとあまり変わらないラインナップだとは思いますが
・ベビーカー ・レジャーシート ・帽子と日焼け止め ・おやつ ・水筒 ・折りたたみ傘(日傘兼用可) ・予備のおむつとおしりふき ・ポケットティッシュ ・ウェットティッシュ ・携帯用の消毒アルコール
・汗拭きあるいは雨に濡れた時用のタオル ・ビニール袋 ・コンパクトな折りたたみ椅子(持つ余裕があるなら)
※特に赤い下線はマストアイテム(帽子は基地のグッズのお店でも買えますが・・。)
あたりがあるとよいかとおもいます。おしりふきはウェットティッシュとしても使えるのであると何かと便利です。
基地内に食べ物の売店はありますが飲み物(水筒)やおやつは予め家から持参しておくと、退屈しだしたお子様の気分転換にもなったりして何かと便利です。会場は天候がよいと照り返しもありますので、こまめな水分補給につとめ熱中症に注意しましょう。(体調が優れない場合は早めに救護コーナーへ)
現金の用意は少し多めに
売店は基本的に現金決済となりますので食べ物・飲み物・飛行機のグッズ・おもちゃなどを買うことを考えると、現金は少し多めに持っていったほうが安心です。
ベビールームの設置あり
授乳やおむつ交換のためのスペースが設置されますが混雑には注意です。
トイレはこまめに早めに
仮設トイレの設置や、庁舎のトイレが開放されます。
会場の随所に設置されますが時間がたつとともに来場者数が増えてくると特に女性用トイレについては混雑することが想定されます。トイレを見かけたらこまめにお子様に声掛けをしておきましょう。
迷子対策
迷子センターはありませんが総合案内所と救護コーナーが設置されていますので、万が一お子様が迷子になった場合はこちらに確認してみましょう。
戦闘機の飛行予定あり
航空祭の見どころといえば爆音を轟かしながら行う機動飛行で観客を湧かせる戦闘機の存在
防府北基地は航空自衛隊のパイロットが訓練生だった時代を過ごした感慨深い地でもあり、デモフライトにも気合が入ります。
今年は築城基地のF-2戦闘機や新田原基地のF-15戦闘機
さらには米空軍三沢基地からF-16戦闘機でデモをおこなう『PACAF F-16 VIPER Demo Team』も参加する予定です
F-16の予行フライトのNOTAMはこちら
13日の1135-1225の間、もしくは1420-1510分の間に予定されています
注目すべきは実施高度 200FTから15000FT(60mから4752m)となっており、その高度まで一気に上昇するパフォーマンスが期待できそうです。
250317 RJAAYNYX
(0031/23 NOTAMN
Q)RJJJ/QWBLW/IV/M/AW/002/150/3402N13133E005
A)RJOF B)2306030235 C)2306030610
D)0235/0325 0520/0610
E)ACROBATICS:
1.FLT AREA : WI 5NM RADIUS OF HOFU ARP
(340204N1313247E)
(HOFU-SHI IN YAMAGUCHI)
2.USING ACFT: 1F16
F)200FT AMSL G)15000FT AMSL)
※NOTAMは世界標準時で記載。日本時間は+9時間で計算します
ブルーインパルスを含めた予行飛行の予定が公表中!
防府北基地の公式ページに以下の通り予行飛行の予定が公表されています!
(機材トラブルや悪天による中止の可能性はあり)
これによると5月30日・31日と6月1日・2日・3日に実施されるようです
また、ブルーインパルス(第4航空団)の予行飛行は
6月3日土曜日の11時から11時40分迄となっており、その時間に合わせて築城基地から離陸するものと思われます。
(予備の予定時間は13時20分からと15時30からの40分間)
なお所属と基地については
第13飛行教育団=芦屋基地(福岡県)
第8空団=築城基地(福岡県)
飛行教育航空隊=新田原基地(宮崎県) となっており
米軍F-16の所属は青森県三沢基地ですが、過去には一旦山口県の岩国基地に展開し、そこから飛来した実績があります
なお防府北基地の滑走路長では戦闘機やブルーインパルスの離着陸はできないため、各所属基地である築城・芦屋・新田原基地などから発進帰投を行います。(リモート飛行と呼ばれます)
ブルーインパルスに関連するNOTAM情報について
ブルーインパルスに関連するNOTAMは以下のとおりです
250301 RJAAYNYX
(0030/23 NOTAMN
Q)RJJJ/QWBLW/IV/M/AW/003/100/3402N13133E008
A)RJOF B)2306030150 C)2306030730
D)0150/0300 0410/0520 0620/0730
E)ACROBATICS:
1.FLT AREA : WI 8NM RADIUS OF HOFU ARP
(340204N1313247E)
(HOFU-SHI IN YAMAGUCHI)
2.USING ACFT : 6T4
F)300FT AMSL G)10000FT AMSL)
260732 RJAAYNYX
(0034/23 NOTAMN
Q)RJJJ/QWBLW/IV/M/AW/003/100/3402N13133E008
A)RJOF B)2306040055 C)2306040205
E)ACROBATICS:
1.FLT AREA : WI 8NM RADIUS OF HOFU ARP
(340204N1313247E)
(HOFU-SHI IN YAMAGUCHI)
2.USING ACFT : 6T4
F)300FT AMSL G)10000FT AMSL)
NOTAMも発出されているようですが前述のとおり基地公式ページにてより詳細な予定が公表されていますので
そちらを参照することをおすすめします。
ブルーインパルスの周波数は?
過去の使用実績をみますと
防府TWR 138.3 236.8
2波いずれかを使用しているようです。また、この周波数は航空祭の主用波として使用される事が多いようです
リモート飛行を行う戦闘機などは加えて築城RDRともコンタクトするようです。
外来の模様も気になる方は築城RDRの周波数もチェックしておきましょう。
防府GND | 133.0 |
防府TWR | 126.2 138.3 236.8 |
築城RDR(一部) | 120.1 121.075 134.1 304.6 315.0 315.9 321.2 362.3 |
また陸自や救難の一部飛行ではATC周波数以外の使用実績もある模様です
2023年の防府航空祭ではブルーインパルスは防府TWRの138.3MHzを使用しました。
管制塔展望室の見学あり!
防府基地ならではの催しとして管制展望室(管制塔)の見学があります。
航空管制の司令塔である管制塔はなかなか入れないので貴重な機会です。
こちらは先着の整理券配布方式ですので、整理券の配布が始まる7:30~、8:00~、9:00~、10:00~、11:00~の各時間の前に管制塔の建物の付近で並んで待つ必要があります。ただし抽選ではないので、早めに並べば見学できる可能性大です。
その他にも滑走路を歩いたり、お天気教室があったりと整理券方式のイベントがいくつかありますので、より楽しみたい方は予めプログラムを確認してみましょう。
その他の注意点
基地の公式Q&A集によると一脚や三脚の持ち込みは禁止となっているようですのでご注意ください。
また臨時駐車場の駐車可能台数にも限りがあるようですので開門時間に合わせた早めの到着をおすすめします。
ブルーインパルスのグッズをご紹介
ここで筆者のおすすめのグッズをいくつかご紹介します
ブルーインパルス関連のグッズはたくさん種類があるので航空祭会場のお店でいろいろ探してみるのも楽しいですね
子供向け双眼鏡
かわいらしい双眼鏡を持って会場に向かえばお子様も喜ぶこととおもいます
我が家でも航空祭に行く時は持っていきます
ブルーインパルス2023年ツアーワッペン
毎年制作されるブルーインパルスのワッペン(パッチ)です
ブルーインパルスの隊員も身につけるものです
ハイスピード ブルーインパルス
電池で動くおもちゃ。エンドレスでブルーインパルスがレールのうえをくるくるします。
ブルーインパルスガイドブック2023
航空写真家である黒澤 英介氏、田中 克宗氏、粒木 友香里氏の3人が、それぞれの視点からブルーインパルスを1年間通して取材した渾身の1冊です。
DVDや雑誌など
イカロス出版から発行される月刊Jwings
2023年7月号は1年に1回組まれるブルーインパルス特集号で付録つきです
ブルーインパルス特集号は毎年発売後比較的早い段階で売り切れてしまいますので気になる方は早めの購入をおすすめします
購入の際は電子版では付録がつかないので、紙版を選択しましょう。
英和MOOKから発売中のDVD付きの雑誌です
2023年4月の販売なので最新の情報を読むことができます
ちなみに毎年ブルーインパルスのサポーターDVDを出すことで有名なバナプルさんからは2022年版が発売中です