2025年10月12日(日)
岐阜県各務原(かかみがはら)市にある航空自衛隊岐阜基地にて『岐阜基地航空祭2025』が開催されます。

今回は岐阜基地航空祭の見どころ・アクセス方法や駐車場の情報・予行飛行の情報・エアバンドの周波数・お出かけされる際の注意点についてまとめてみました。
岐阜基地航空祭の見どころ

航空自衛隊岐阜基地は航空自衛隊の保有数するほぼすべての航空機が所在しており、各種航空機の技術的な検証飛行、日々進化する装備の試験や実験などが日常的に実施されています。
新装備の試験を実施するテストパイロットの養成も、ここ岐阜基地で行われています。

テストパイロットを養成する課程はTPC(Test Pilot Course:試験飛行操縦士課程)と呼ばれ。全国のパイロットから選抜された精鋭が日々テストパイロットになるための訓練を行っています。
元航空自衛官で現在はJAXAの宇宙飛行士である油井亀美也さんも第56期TPCを修了されています。
なお、油井さんは2025年8月2日から国際宇宙ステーション(ISS)で宇宙における長期滞在を開始しており、今回のミッションでは2026年1月までの約半年間ISSに滞在される予定です。日々宇宙から見た地球の画像をポストされていて興味深いです。
テスト飛行の実施においては非常に緻密な操縦が要求されるとされ、岐阜基地航空祭はそういった航空機操縦の達人たちがその腕前を披露する場でもあるのです。
また、他の基地では目にすることのできない新しい装備品が展示されることもあり、毎年熱心なファンの注目を集めています。
異機種による混合編隊


岐阜基地でしか見ることのできないものといえば岐阜基地に所在する各種航空機が一同に大編隊を組んで観衆の目の前を通過する異機種大編隊飛行。
スペックの異なる航空機を息を合わせて編隊で飛行させることのできるテストパイロットの凄さを感じる一コマ、岐阜基地でしか見ることのできない大きな見どころのひとつとなっています
岐阜基地航空祭は、比較的アクセスが良いことや航空自衛隊の各種航空機が一同に見られること、実験試作段階の装備がときおり披露されるなど、航空ファンはもとよりそれ以外の来場者にも人気が高く、毎年大変混雑するイベントとして知られます。
過去の来場者数について、2023年はブルーインパルスが飛来したこともあり、約13万8千人を記録しています。
2025年はブルーインパルスの飛行はありませんが、それでも多くの来場者で賑わうことが想定されます。
- 2024年 約6万5千人 ブルーインパルスなし
- 2023年 約13万8千人 ブルーインパルスあり
- 2022年 3万人 事前応募制
- 2020年~2021年 新型コロナウィルスの関係で中止
- 2019年 約6万5千人 ブルーインパルスなし
- 2018年 約14万5千人 ブルーインパルスあり
岐阜基地航空祭2025のプログラムについて
岐阜基地航空祭2025年のプログラムが発表されました


岐阜基地航空祭の注目はなんといっても飛行開発実験団所属機による機動飛行及び大編隊です
またテストパイロットの操縦による機体特性を活かした独特の機動飛行も見どころの一つとなっています。



2025年の岐阜基地航空祭にあたっては記念塗装が施されたF-15戦闘機が登場しており、話題となっています
岐阜基地航空祭の情報については岐阜基地公式Xなどでも随時発信されていますので、フォローしておくことをおすすめします
銀ちゃん(C-1輸送機)も公開
2024年度にラストフライトを実施した飛行開発実験団のC-1輸送機のFTB。地上展示とはなりますが北会場の格納庫内で展示されるそうです。
岐阜基地航空祭の予行飛行に関する情報は?
岐阜基地航空祭2025年の予行飛行に関連する情報は岐阜基地の公式サイトで確認することができます。
→岐阜基地公式WEBサイトはこちら
2024年に開催された岐阜基地航空祭予行飛行の映像はこちら
岐阜基地航空祭2025へのアクセスや駐車場の情報は?
岐阜基地航空祭2025開催にあたっての駐車場や駐輪場の情報について発表されています
岐阜基地航空祭2025年開催にあたっては岐阜基地内に駐車場は設置されません
基地周辺には一般駐車場もありますが、前日には基地最寄りの駐車場は車内泊で基地祭に向かう来場者の車などで満車になるようです。
基地祭当日に車でアクセスする場合は、近隣の鉄道沿線の駐車場を利用し、基地最寄りの駅まで電車で移動する形になるかと思います。



なお、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館では航空祭前日および当日に駐車場が利用可能な【駐車場付き入館券】をオンラインにて販売中です。(自動車用駐車場は売り切れとなりましたバイク用はまだ販売中です)航空祭当日は博物館から航空祭会場までシャトルバスが運行されアクセスもラクラクです。
また少し離れてしまいますが、名鉄岐阜駅・JR岐阜駅もしくは名鉄犬山駅の周辺であれば駐車場の数も多く、余裕をもって駐車できそうです。
なお、岐阜基地周辺に所在するSANEI株式会社が基地祭前日と基地祭当日に駐車場の開放を予定しているようです。
駐輪場について
岐阜基地航空祭2024の開催にあたってはKHI駐輪場(北門最寄り)と南グラウンド駐輪場(正面最寄り)の2つの駐輪場が基地の外に設置されます。
詳細についてはこちらをご覧ください
航空祭開催時の岐阜基地への出入り口について
岐阜基地航空祭2025開催にあたっての基地入口の情報が発表されました
岐阜基地航空祭会場への徒歩での出入り口は3個所開放されます。
- 北門 名鉄「三柿野駅」から北門まで徒歩約10分
- 新北門 名鉄「三柿野駅」から新北門まで徒歩約22分
- 岐阜基地前 正門 名鉄「各務原市役所前駅」から徒歩で正門まで徒歩約20分
岐阜基地まで電車でアクセスする場合
なお岐阜基地航空祭は駐車場が設置されない関係で『 電車+徒歩』での移動が最も一般的なアクセス方法になります。
電車をご利用の場合、名鉄(名古屋鉄道)かJRでのアクセスになります
名鉄 各務原(かかみがはら)線
『各務原市役所前駅』『三柿野(みかきの)駅』『六軒(ろっけん)駅』のいずれかで下車する形となります
・「各務原市役所前駅」から徒歩で正門まで約20分
・「三柿野駅」から北門まで徒歩約20分、新北門まで約11分
・「六軒駅」から新北門まで約11分
航空祭当日は臨時列車が設定されるなど特別ダイヤで運行されます
詳細は名鉄の案内ページでご確認下さい。
三柿野駅は臨時列車が停車することもあり、最も混雑が予想されています。
少しでも混雑を避けたい方は隣の駅を利用することも検討してみましょう。
JR高山本線
『蘇原(そはら)駅』で下車
岐阜基地航空祭シャトルバスの情報
岐阜基地航空祭開催にあたり、岐阜基地内にてシャトルバスが運行されます。
- 岐阜基地北会場 ⇔ 基地南会場(北会場と南会場間は徒歩での移動も可)
- 岐阜基地南会場 ⇔ 各務原航空宇宙博物館


1回300円を支払うか、終日乗り放題(フリーパス)の500円を支払う形式となります
(未就学児は無料・交通系ICカードの使用は不可となります)
岐阜バスの案内によると例年運賃精算に時間を要しているようですので、フリーパスの利用を推奨しているようです。
フリーパスは航空祭当日、北会場、南会場、博物館バス停にて販売されます
シャトルバス運航についての詳細は岐阜バスの公式サイトをご覧ください
岐阜基地周辺を走行する路線バスの情報
岐阜基地周辺のエリアを走行する路線バスは岐阜バスが運行していますが、航空祭当日は一部運行形態が変更される場合があります。
基地祭当日に路線バスで基地へのアクセスを考えている方はご注意下さい。
岐阜基地航空祭の注意事項
岐阜基地航空祭2025年開催にあたっての禁止事項・および持ち込み禁止物について発表されています。
禁止事項・持ち込み禁止物について
2025年の航空祭開催にあたり岐阜基地から発表された禁止事項・および持ち込み禁止物について主なものは以下のとおりです






航空機エリアでの椅子及びレジャーシートの使用エリアについては禁止となっています
岐阜基地航空祭でチェックしておきたい
エアーバンド(航空無線)の周波数は?
岐阜基地航空祭の過去の使用実績では岐阜TWRの307.0MHzが主用波として使用されることが多いようです
| 岐阜GND | 275.8 |
| 岐阜TWR | 120.1 122.0 126.2 236.8 307.0 |
| 名古屋GCA | 119.9 239.3 335.6 |
| セントレアDEP | 121.225 227.2 |
| セントレアAPP | 119.175 121.05 228.4 245.3 |
| セントレアTCA | 119.25 121.175 318.0 321.2 |
| 救難 | 123.3 |
航空祭にお出かけする際にオススメする持ち物についてはこちらの記事もご参照ください
岐阜基地航空祭2025についてのまとめは以上になります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。


