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wolf pack 8
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飛行機好きなパパ『ウルフパック8』
子育てをしながら飛行機趣味を継続している40代のパパです。エアーバンドを聴くのが好き。独身時代から航空祭巡り多数。読んでくださった方に役立つような飛行機ネタをブログにまとめることを目標にしています。

【海兵隊岩国基地(MCAS岩国)撮影・見物ガイド】 岩国基地所属部隊の情報や基地へのアクセス方法・撮影ポイントでの注意点・エアバンド周波数などについてまとめてみました

岩国基地撮影 見学 周波数

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岩国基地(RJOI/IWK)は、山口県岩国市にある飛行場です。

ここには、F-35BやFA-18などの戦闘機が配備されており、間近で見ることができます。

アメリカ軍の海兵隊や海軍、海上自衛隊の第31航空群などが所在し、配備機数だけでみると嘉手納基地を超える、極東でも最大規模の飛行場となります。

今回は岩国基地で戦闘機を見てみたいけれど、「いつ・どこで見られるの?」「どんな部隊がいるの?」「見に行く際に注意することは?」などの情報についてまとめてみました。

岩国基地へ戦闘機見物や写真撮影にお出かけする際の参考にしていただければ幸いです。

目次

岩国基地の概要と所属部隊及びコールサインについて

岩国基地はアメリカ海兵隊が基地の大部分の管理や運用を行っており、航空管制も海兵隊が担当しています。

そのため海兵隊の航空基地を意味する(Marine Corps Air Station)の頭文字をとりMCAS IWAKUNIとも呼ばれます。

岩国基地を拠点とする部隊は海兵隊以外にアメリカ海軍海上自衛隊などがあります。

各部隊の名称と運用する航空機、主用コールサインは次項で解説します

※コールサインについては『航空無線のすべて(三才ブック)』『航空無線ハンドブック(イカロス出版)』のほか、wikipediaなどの各種インターネットの情報を参照しました(ここに紹介した以外のコールサインを用いる場合もあります)

岩国基地を拠点とする米海兵隊の部隊 MAG-12(第12海兵航空群)

岩国基地を拠点とする海兵隊の部隊は第12海兵航空群Marine Aircraft Group 12)です。

第12海兵航空群の上部組織は第1海兵航空団(1st MAW:1st Marine Aircraft Wing)となります。

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部隊名称とテイルコード部隊のニックネーム運用する航空機コールサインメモ
第121海兵戦闘攻撃飛行隊 VMFA-121 VKGreen Knights
グリーンナイツ
F-35BCOMBAT(コンバット)ステルス戦闘機部隊 緑色にアレンジされたチェスの騎士がモチーフ 
第242海兵戦闘攻撃飛行隊 VMFA-242 DTBats
バッツ
F-35BBAT(バット) 
PROFANE(プロフェーン)
ステルス戦闘機部隊 コウモリ(BAT)がモチーフ
第224海兵全天候戦闘攻撃飛行隊 VMFA(AW)-224 WK ※Fighting Bengals
ファイティング・ベンガルズ
F/A-18DBENGAL(ベンガル)2人乗りのF-18戦闘機を運用 ベンガルトラがモチーフ
第152海兵空中給油輸送飛行隊 VMGR-152 QDSumos
スモーズ
KC-130JSUMO(スモウ)コールサインは相撲から 輸送や戦闘機などへの空中給油ミッションなども行う

※F/A-18C or D型 レガシーホーネット戦闘機の部隊についてはUDP(Unit Deployment Program:部隊展開計画)と呼ばれる運用に基づきアメリカ本土の基地から約半年毎の交代で派遣する形がとられています。

VMFA-232の次UDP部隊として第224海兵全天候戦闘攻撃飛行隊【VMFA(AW)-224】通称『ファイティング・ベンガルズ』が2024年3月頃より半年間の展開の計画で、ビューフォート海兵隊航空基地(サウスカロライナ州)から岩国基地に派遣されています。

https://twitter.com/seagull678/status/1766313871848128772
https://twitter.com/seagull678/status/1773927713155518698

テイルコードは海兵隊や海軍の場合、部隊の略称を表す2文字のアルファベット記号となり、垂直尾翼などにペイントされています。なお、空軍の場合テイルコードは所属基地を表します。

岩国基地の海兵隊部隊にはこの他にベースフライトと呼ばれる司令部飛行隊(Headquarters and Headquarters Squadron/H&HS)のUC-12Wが所在します。コールサインはTORII(鳥居)です

強襲揚陸艦 アメリカ (LHA-6 Amphibious assault ship USS America)が出港する際、MAG-12の一部部隊は岩国基地から不在に

MAG-12のF-35B戦闘機部隊の一部は長崎県佐世保港を拠点としている強襲揚陸艦『 USS America (LHA-6)』と行動をともにします。

そのため、USS Americaが出港中の場合はMAG-12のVMFA-121もしくはVMFA-242に所属するF-35Bの一部が岩国基地に不在となります。

2024年5月6日に確認できた情報では、USSアメリカは佐世保に停泊中の模様です

強襲揚陸艦 アメリカは2024年2月大阪南港に寄港したことで話題になりました。

航海時は全長257mのこの巨大な艦船の飛行甲板でオスプレイや岩国基地に所属するF-35B等が離発着しミッションが行われています(寄港時はF-35B戦闘機の搭載は確認できませんでした)

岩国基地を拠点とする米海軍の部隊 CVW-5(第5空母航空団)

岩国基地を拠点とする海軍の部隊は第5空母航空団(CVW-5:Carrier Air Wing Five)です。

第5空母航空団の上部組織はアメリカ太平洋艦隊(United States Pacific Fleet)となります。

CVW-5所属機のテイルコードはすべて『NF』となります。

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部隊名称部隊のニックネーム運用する航空機コールサイン
第27戦闘攻撃飛行隊
(VFA-27)
Royal Maces
ロイヤル・メイセス
F/A-18EMACE(メイス)
第102戦闘攻撃飛行隊(VFA-102Diamondbacks
ダイヤモンド・バックス
F/A-18FDIAMOND(ダイヤモンド)
第115戦闘攻撃飛行隊(VFA-115Eagles
イーグルス
F/A-18ETALON(タロン)
第195戦闘攻撃飛行隊
VFA-195
Dambusters
ダムバスターズ
F/A-18ECHIPPY(チッピー)
第141電子攻撃飛行隊
VAQ-141
Shadow Hawks
シャドー・ホークス
EA-18GOUTLAW(アウトロー)
第125艦上空中早期警戒飛行隊(VAW-125Tigertails
タイガー・テイルズ
E-2DTIGER(タイガー)
第40艦隊兵站支援飛行隊 第5分遣隊(VRC-40 Det.5)Rawhides
ローハイズ
C-2APASSWORD(パスワード)もしくはRAWHIDES(ローハイズ)

また、この他に佐世保を拠点とする強襲揚陸艦USS America(LHA-6)などの艦船に搭載される海軍のヘリコプター部隊。第25海洋戦闘支援飛行隊(Island Knights)の 第6分遣隊(HSC-25 det.6 Archangelsが運用するMH-60Sが所在する場合があるようです。テイルコードは『RB』です。

第115戦闘攻撃飛行隊(VFA-115)は近く交代の模様?

航空ファンの間に流れている情報では現在CVW-5に所属する第115戦闘攻撃飛行隊(VFA-115)ですが、カリフォルニア州のリムーア空軍基地でF-35Cステルス戦闘機を運用する第147戦闘攻撃飛行隊(VFA-147)ニックネーム『ARGONAUTS(アルゴノーツ)』と交代する模様です

VFA-147のF-35Cは、現在アメリカでメンテナンス中のCVN-73空母ジョージ・ワシントンの出港にあわせて搭載されて日本にやってくるとの噂もありますが、現時点で詳細は不明です

空母ロナルド・レーガン(CVN-76)の現在位置は?

CVW-5は神奈川県にある横須賀基地を拠点とする米原子力空母『ロナルド・レーガン(CVN-76)』と行動をともにします。

そのため、空母ロナルド・レーガンが出港中はCVW-5のほぼ全機が岩国基地に不在となります。

横須賀市公式サイトの情報によりますとロナルド・レーガンは5月16日(木)の出港を予定しているようです

岩国市公式サイトの情報によりますと2024年5月17日(金)頃から4日~6日程度九州沖洋上の空母でCQが行われるとのことです

空母ロナルド・レーガン(CVN-76)は2024年の出港をもって離日

2015年に米海軍横須賀基地に配備されて以来、10年近くにわたって極東エリアで活動を行ってきた『CVN-76 空母ロナルド・レーガン』

報道によると米国の国防に関する法律で海外に配備する艦船は10年を超えないと定められている関係で、2024年に『CVN-73空母ジョージ・ワシントン』と交代が予定されています

交代後『CVN-76 空母ロナルド・レーガン』は2024年後半にワシントン州の工場にて整備が開始される予定です

CVW-5が行動をともにする空母も2024年に『CVN-73 空母ジョージ・ワシントン』に変更となる予定です

なおUSNI Newsによると『CVN-73 空母ジョージ・ワシントン』は記事更新時点でカリブ海を航行中の模様です

岩国基地を拠点とする海上自衛隊の部隊 

岩国基地には海上自衛隊の第31航空群隷下の部隊、および航空集団直轄の第111航空隊としらせ飛行科(南極観測船しらせに搭載)が所在します。

部隊名称運用する航空機コールサイン
第71航空隊US-2IVORY(アイボリー)※
第81航空隊 第811飛行隊EP-3 OP-3CVIOLET(バイオレット)
第81航空隊 第812飛行隊UP-3D
U-36A
DELPHI(デルフィー)
CUPID(キューピッド)
第111航空隊MCH-101GRIFFIN(グリフィン)
しらせ飛行科CH-101AURORA(オーロラ)

※US-2は救難や急患搬送時にRESCUE RAINBOW(レスキューレインボー)のコールサインを使用

岩国基地で戦闘機を見るには

岩国基地で戦闘機を見たい場合、以下の方法があります。

岩国基地フレンドシップデーに参加する

基地内を一般公開するイベントは、岩国基地フレンドシップデー(日米親善デー)として、例年5月5日の子どもの日に開催されます(2023年はG7広島サミットの関係で4月に開催)。

2024年は5月5日に開催されました

イベントでは、戦闘機や輸送機の展示や、多種多様な航空機のフライトプログラムが用意されています。

プログラムの規模も、来場者数も日本で行われるエアショーとしては最大級の規模となります。

岩国基地の外のポイントから見る

イベント以外で岩国基地に入るのは困難です。そこで普段は基地周辺のポイントから鑑賞するのが一般的な形となります。

岩国基地の滑走路端のポイント

岩国基地の滑走路端(ランウェイエンド)周辺は、航空機の離発着や基地の中の様子がよく見えますので、そこから見る人が多いです(みすみクリーンセンター付近の直線道路)。

平日でも天気が良ければ、そこそこの人数が訪れていたりします。

googleマップで拡大すると道路沿いにギャラリーのものと思しき車が数台停まっているのが確認できます。

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