航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が、4/12(土)と4/13(日)
大阪・関西 万博で展示飛行を行なうことが決まりました。
そこで今回は大阪・関西万博の開会式に飛来するブルーインパルスが見られる場所と時間・予行飛行(事前飛行)の予定・駐車場の情報・エアバンド周波数などについてまとめてみます。
EXPO 2025 大阪・関西万博の開催概要について
EXPO 2025 大阪・関西万博は、1970年の大阪万博以来55年ぶりに大阪で開催される国際博覧会となります。
大阪・関西万博の開催期間は2025年4月13日(日)から2025年10月13日(月)までの184日間
営業時間は午前9時から午後10時までとなっており、夜間の演出も楽しめる予定となっています

大阪万博は約半年間にわたって開催される予定で、この期間中に約2,820万人の来場者が見込まれています
「いのち輝く未来社会のデザイン」をメインテーマに掲げ、SDGsへの貢献や日本の国家戦略Society5.0の実現を目指しています。
会場となるのは大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)で、東京ドーム約30個分に相当する155ヘクタールの広大な敷地に、世界各国のパビリオンや企業展示などが設置される予定です。
googleマップで万博会場の工事の模様がわかる写真がありましたのでシェアさせていただきます
大阪・関西万博をより深く楽しみたい方にはこちらのガイドブックもおすすめです


大阪・関西万博でブルーインパルスを見るのにお金はかかるの?


ブルーインパルスのフライトを見るのにお金は必要ありません。
必要なのは観覧ポイントに向かう交通費だけです。



過去、かわさき100フェス(神奈川県川崎市)やラリージャパン(愛知県豊田市)のフライトが実施された際は有料チケットを買ってスタジアムなどの会場内で見るという選択肢のあるイベントもありましたが、その周辺エリアでも十分フライトを楽しむことができました。基本的にはお金を払わずとも十分に楽しむことができると思います。
ただし、フライトをできるだけ近くで見たいとなると、どこから見るのが良いかという観覧ポイントのリサーチや電車で向かう際は最寄り駅のリサーチ、車で会場付近に向かう際は駐車場のリサーチなどが必要になる場合もあります。
大阪・関西万博 ブルーインパルスの飛行日時と飛行場所は?
ブルーインパルスの展示飛行は大阪・関西万博の開幕日にあたる4月13日(日)の正午ごろに予定されています。
4月13日(日)の正午ごろ
また4月12日(土)の開会式においても展示飛行(実質の予行飛行)が実施されるとのことです
4月12日(土)時間未定 開会式での飛行を予定
開催式の模様についてはNHKが中継放送を予定しています。放送時間は13:55~15:15です ※変更の可能性あり



天候が良ければ土曜日の予行飛行と日曜日の本番飛行の合計2回、フライトが実施されるということになります。ただし、過去には悪天候そのほかの事情により、予行か本番、どちらかの飛行のみの実施となったケースもあります。
ブルーインパルスの飛行場所とアクセス方法は?
大阪・関西万博の開会式の開催場所は大阪湾に浮かぶ人工島付近を中心とした『夢洲(ゆめしま)』一帯が予定されていますので、フライトはその周辺でみることができそうです。
開会式の開催される4月12日(土)は前述の通り要人の往来が予想されますので夢洲の万博会場周辺は厳重な警備や交通規制が敷かれることが予想されます。
仮に万博会場のある夢洲に入ることができなかった場合、予行飛行は夢洲周辺の人工島となる舞洲や南港エリアから観覧するかたちとなりそうです。
ブルーインパルスを観覧する際のおすすめや穴場ポイントは?
4/12(土)と4/13(日)いずれかに万博会場に入場できる一部のラッキーな方を除き、一般の方は万博会場周辺のエリアでブルーインパルスの展示飛行を観覧する形となります。
舞洲駅の周辺が観覧にはベストなエリアとはなりますが、仮に立ち入り規制が実施された場合は前述のとおり舞洲や南港エリアで観覧するのが最も展示飛行エリアに近いかたちとなります
少しでもブルーインパルスを近くで見たいという方には、万博会場北側の舞洲シーサイトプロムナードや会場南東側のシーサイドコスモ (コスモスクエア海浜緑地)がおすすめポイントとなりそうです。



大阪の有名観光スポットであるUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)は万博の会場から4.5kmほど北東に位置しており、少し遠巻きな距離とはなってしまいますがタイミングが良ければ、USJからもブルーインパルスが見られるかもしれません。できれば大阪城付近の飛行も期待したいところですね!


交通規制や立ち入り規制などの情報について新たな情報が入手できましたら記事を更新いたします。
EXPO 2025 大阪・関西万博 会場などの情報
EXPO 2025 大阪・関西万博では複数のイベント施設が設営されます
それぞれの会場の詳細やイベント情報の詳細については公式webサイトをご確認いただければと思います。
前述のとおりブルーインパルスの飛行が行われる4月12日の開会式については関係者や招待者のみが会場内からフライトを見られるかたちとなり、それ以外の方は会場周辺にてフライトを観覧する形となると思われます。


大阪・関西万博 ブルーインパルスの飛行ルートは?
ブルーインパルスが離発着に使用する飛行場についてはまだ判明していません。
参考までに2024年12月1日に和歌山県美浜町の『美浜シーサイドフェス』で飛行を行った際は、静岡県にある航空自衛隊浜松基地が離発着に使用されました。
今回も中部圏にある航空自衛隊 浜松基地・岐阜基地・小牧基地(県営名古屋飛行場)のいずれかを離発着拠点とし、大阪府までほぼ直線上に飛行してくるものと予想します
詳細については情報が入手でき次第記事を更新いたします。



美浜シーサイドフェスで展示飛行を実施した際は、浜松基地を離陸後、愛知県から紀伊半島南部、太平洋側の上空を飛行し、美浜町の南部から進入。演目終了後も同様の経路で帰投した模様です。(筆者の推測含む)
大阪・関西万博 ブルーインパルスの実施演目は?
ブルーインパルスの実施演目については公表されていません。
情報が入手でき次第記事を更新いたします。
式典における定番演目としてはデルタ360°ターンやサクラなどがありますが、限られた時間で実施される可能性が高いため、どのような演目が選定されるのかに注目が集まります



今から55年前の1970年3月に開催された日本万博博覧会 開会式(大阪)では当時のブルーインパルスの機体であったF-86Fセイバー戦闘機が上空にEXPO’70の文字を描きイベントを盛り上げました。
今回も万博会場の空にEXPOの文字が描かれるかも!?乞うご期待です
大阪・関西万博 ブルーインパルスの予行飛行の情報は?
前述のとおり4月12日(土)の開会式においても展示飛行が実施される予定です
大阪万博の開会式は4月12日(土)14:00~15:10までの開催が予定されていますのでその間に展示飛行が実施される可能性があります。
詳細については分かり次第記事を更新いたします。
ブルーインパルスがフライト実施する際の交通規制について
ブルーインパルスがフライトを行う予定となっている4月12日(土)および4月13日(日)は会場周辺を中心に交通規制が実施され、それに伴う渋滞が発生することが想定されます。
また状況によっては規制区間の変更や臨時交通規制が実施される可能性もあります。
特に車でお出かけを予定される場合は事前に交通規制情報および渋滞の発生を勘案して早めの移動をこころがけるともに、目的地までの道路についてリサーチしておくことをおすすめします。
ブルーインパルスのパイロットはどんな人達?
ブルーインパルスのパイロットは『ドルフィンライダー』
ブルーインパルスの総括や整備を行う要員は『ドルフィンキーパー』の愛称でファンに親しまれています
現在のブルーインパルス率いる第11飛行隊の飛行隊長は
江尻 卓(えじり すぐる)2等空佐 TACネームはEDGE(エッジ)
F-15戦闘機の操縦経歴もあり防衛大50期のエリートで長野県上田高校の出身です
2024年5月からブルーインパルスの飛行隊長を務められています。
こちらの映像で江尻隊長がインタビューに応じています。ちょっとお茶目なシーンも・・。
また4番機の手島孝1等空尉のラストフライトの模様も収録されています。
航空自衛隊の公式サイトにドルフィンライダーやドルフィンキーパーの紹介ページがありますので
気になる方は是非チェックしてみてください。


イカロス出版から発行されている月刊誌 JWings 8月号はブルーインパルス特集です。最新展示課目も網羅した、2024-25年シーズンがわかる大特集号!付録としてブルーの特別動画が楽しめるQRコード付き軍用機カードが付属します。


ブルーインパルスのエアバンド周波数は?
会場周辺空域の管制を担当する関西アプローチやTCAのUHF周波数を中心にチェックしてみることをおすすめします。
該当がなければサーチ機能などを活用してみましょう。
コールサイン | 周波数 |
---|---|
関西APP・RDR | 119.75 120.25 120.4 120.45 120.85 121.15 121.2 124.7 124.8 125.0 258.3 261.2 |
関西TCA | 119.025 121.2 125.3 270.8 315.8 |



ここ最近の傾向としてブルーインパルスは会場に接近した祭に非公開周波数※を使用するケースがみられます。上記周波数で交信が確認できない場合はUHFエアバンド周波数帯(225.0~400.0MHz)をAMの100KHzステップ(それでも該当がなければ50KHz)でサーチする必要がありそうです。私も会場に向かう際は基本的にはサーチモードで周波数を探しています。
※ここでは航空管制以外に自衛隊独自で使用されている公表されていない周波数ということで説明しています。日本の電波法においては、自分でサーチして判明した非公開周波数や交信の内容を第三者に漏洩しない限りにおいては、受信する行為に違法性はありません。
IC-R6で周波数サーチをする方法についてはこちらの動画をご覧ください




またエアバンドレシーバーを購入した際に付属しているアンテナでも受信すること自体に問題はないのですが、より高感度に周波数を探りたい場合は第一電波工業(ダイヤモンド)製の『SRH1230』を使用することをおすすめします。





SRH1230はVHFおよびUHFのエアバンド受信に特化してチューニングされ、持ち歩きできるアンテナとしては抜群の受信感度を誇ります。ただ、高い感度を得るためにアンテナが長いのが欠点です。私はバックパックに入れてお出かけして、周囲の状況を見ながら活用しています。
JAL ANA EXPO 2025 大阪・関西万博の特別塗装機にも注目!
EXPO 2025 大阪・関西万博を記念して、JALおよびANAから特別塗装機が出現しており、こちらにも注目です。
JALから記念塗装機として登場した『JAL ミャクミャクJET』はその名の通り万博の公式キャラクターであるミャクミャクとそれをアレンジしたデザインが特徴となります
さらに、JALとバンダイナムコがコラボした「JAL×GUNDAM FLY TO THE FUTURE PROJECT」の一環として、カンダムとミャクミャクがコラボした「JALガンダムJET」の運航も発表されました(関連記事はこちら)。


- ボーイング737-881 JA58AN フライトレーダー24による現在地情報等はこちらからご覧になれます
- 就航路線は国内線全線
- 運行会社はANAウィングス
- 2025年11月頃まで運航される予定
ANAから登場したEXPO2025 ANA JETは歯磨き粉のアクアフレッシュをイメージさせるデザインで話題になっています


EXPO 2025 大阪・関西万博におけるブルーインパルスの展示飛行の解説は以上となります。
今後も詳細な情報が掴め次第記事を更新します。
ここまでお読みいただきありがとうございました。



