2026年3月1日(日)
愛知県小牧市にある航空自衛隊小牧基地にて『小牧基地航空祭(オープンベース)2026』が開催されます。

通常航空自衛隊の一般公開イベントは【航空祭】や【エアーフェスタ】などと呼称することが多いのですが、小牧基地では【オープンベース】の通称も使用されます。
パパ航空祭とオープンベースはほぼ同義のイベントとなっていますが、オープンベースは飛行展示が比較的控えめな印象です
今回は小牧基地航空祭(オープンベース)の見どころや駐車場の情報、ブルーインパルスの予行飛行やノータムの情報、エアバンドの周波数やお出かけされる際の注意点についてまとめてみました
小牧基地オープンベース(航空祭)の見どころ
航空自衛隊小牧基地は県営名古屋飛行場(名古屋空港)の敷地と隣接していて、4レーターでは『RJNA』で自衛隊と民間機の共用飛行場となっています。



戦闘機部隊の配備はありませんが、名古屋飛行場の敷地に隣接して三菱重工業名古屋航空宇宙システム製作所(小牧南工場)もあり、三菱重工業がメンテナンスを行う戦闘機などが飛行することもあります。
小牧基地には航空自衛隊の航空支援集団隷下の第1航空輸送隊や航空救難団の救難教育飛行隊等が所在しています



また詳細の場所は明かされていませんが、F-35ライトニング ステルス戦闘機の組み立てや整備などを実施する施設であるFACOが所在することでも知られています
- 【第401飛行隊】 C-130H 輸送機及び KC-130空中給油&輸送機
- 【第404飛行隊】 KC-767空中給油&輸送機
小牧基地オープンベースではC-130およびKC-767空中給油&輸送機による迫力のある編隊飛行やダイナミックなフライトを楽しむ事ができます。



KC-767のベースとなっているボーイングB767は民間機で採用している会社も多い大型ジェット旅客機です。航空自衛隊の輸送機が拠点とする飛行場としては小牧基地の他に入間基地(埼玉県)・美保基地(鳥取県)などがあります。



普通の空港では見られない大型輸送機の迫力あるフライトが見どころの一つね




C-130輸送機は世界中の軍で採用されているベストセラー輸送機で愛称『ハーキュリーズ』もしくは『ハーク』などと呼ばれています。ハーキュリーズ (Hercules) は、ヘラクレスから派生したラテン語のヘルクレス(Hercules)の英語読みです。
C-130は翼の下にMk.32Bと呼ばれる空中給油ポッドを装着すると空中給油機としての使用が可能となっており、UH-60J救難ヘリへの空中給油ミッションなどを行っています
C-130を運用する第401飛行隊は2023年に天馬から獅子にマークが変わったことでも話題になりました
小牧基地航空祭2026(オープンベース) 注目のプログラムは?
小牧基地航空祭2026のプログラムはまだ発表されていません。確認できしだい記事を更新いたします。
ご参考までに昨年のプログラムを掲載しておきます
【参考用】2025年開催時のプログラム







小牧基地の航空祭は他の基地の航空祭と異なり基地周辺自治体への安全の配慮から背面飛行(上下が逆さまになるフライト)のない5区分以上の編隊連携機動飛行という形で実施されます。また春日井市上空を避けて飛行する通称『春日井ターン』が実施されるのも特徴です。いずれも小牧基地でしか見ることのできないフライトパターンに注目です
2025年の小牧基地航空祭予行では以下の演目で実施されました。
参考にしていただければと思います。
- フェニックス ローパス
- デルタ ローパス
- ピラミッド ローパス
- ポイントスター・ダーティー ローパス
- ダブルライン ローパス
- グラントクロス・ダーティーローパス
- スワン360°ターン
- ナイフエッジ
- チェンジオーバーターン
- 720°ターン
- レベル・サンライズ
- リーダーズベネフィット ローパス
- サクラ
- レベル・ハート
- エシュロン ローパスから編隊を分離して着陸
※『ダーティー』は車輪をおろして比較的低速で飛行する形態です
※『レベル』は水平飛行を基調とした演目パターンです
2025年の開催時は戦術輸送機、空中給油機、救難機、戦闘機による展示飛行が実施されました。
展示飛行については小牧基地に所属するC-130H戦術輸送機やKC-767空中給油機、UH-60J救難ヘリコプター及び岐阜基地の飛行開発実験団に所属するF-15戦闘機 1機が参加しました。
いずれも小牧基地でしか見ることのできない編隊飛行のラインナップとなりました。



2025年の航空祭ではC-130H輸送機からUH-60Jヘリコプターへの空中給油デモンストレーションなども実施されました。飛行速度に差があるC-130輸送機とUH-60Jヘリコプターが絶妙なスピードコントロールで編隊飛行を組む様子は見逃せませんね
また岐阜基地公式サイトにて小牧基地航空祭支援(飛行展示および地上展示)のため離発着が実施される旨が公表されていました
小牧基地航空祭2026のマップ
小牧基地航空祭2026の会場マップはまだ発表されていません。確認できしだい記事を更新いたします
ご参考までに昨年の情報を掲載しておきます
【参考用】2025年開催時の会場マップ


来場者参加型のイベントである『職種紹介デジタルスタンプラリー』の景品交換所は、航空機展示エリアにほど近い格納庫に設置されました
注目の地上展示機
土曜日までに地上展示機として飛来している他基地の所属航空機ですが、岐阜基地 飛行開発実験団に所属するF-15・F-2戦闘機および引退となったC-1 FTBや特別塗装機など2025年で最後となる注目の機体も飛来が確認されました
【参考用】2025年開催時の情報です
- F-15 戦闘機(岐阜基地所属)
- C-1FTB 愛称 銀ちゃん(岐阜基地所属)
- C-1 特別塗装機(入間基地所属)
- UP-3D 訓練支援機(岩国基地所属)
- U-36A 訓練支援機(岩国基地所属)
- E-767 AWACS エーワックス 早期警戒管制機(浜松基地所属)
- KC-46A 空中給油&輸送機 (美保基地所属)
小牧基地航空祭2026(オープンベース)に関連する予行飛行の情報
小牧基地航空祭の飛行展示やブルーインパルスの予行飛行に関する情報はまだ確認できておりません。入手でき次第記事を更新いたします
2025年は事前応募により招待された障害者の方などを対象に、航空祭前日に総合予行が実施されました
小牧基地航空祭2026(オープンベース)へのアクセスや駐車場の情報は?
小牧基地航空祭2025(オープンベース)へのアクセス方法や駐車場などの情報についてはまだ発表されておりません。
確認でき次第記事を更新いたします。
ご参考までに昨年の情報を掲載しておきます
【参考用】2025年開催時の情報です
小牧基地への出入り口について
一般来場者は正門および大山川門からの徒歩(自転車可)による入門となりました。
自転車を利用する場合は正門及び大山川門を入ってすぐの場所に設置される駐輪場を利用する形となりました(駐輪可能台数に限りあり)
- 正門 最寄りは名鉄小牧線 牛山駅もしくは春日井駅
- 大山川門 最寄りは名鉄小牧線牛山駅もしくは 間内駅
牛山駅から正門まで徒歩5分ほど、間内駅から大山川門まで徒歩17分ほどの距離となります
また、名鉄では小牧基地航空祭2025(オープンベース)開催に合わせて3/2(日)に小牧線の列車が増発で運用されました。
増発列車の詳細についてはこちらをご確認ください
シャトルバスの運行は無し
小牧基地航空祭2025(オープンベース)開催にあたってシャトルバスの運行はありませんでした。
最寄り駅から基地の入口まで徒歩にて移動する形となります。



2023年は2駅から、2024年は1駅からの運行されましたが、2025年についてはシャトルバスの運行はなしとなったようです
小牧基地航空祭2025(オープンベース) 来場者用の駐車場は無し
小牧基地航空祭2025(オープンベース)開催にあたって来場者用の駐車場や2輪車用の駐輪場は設置されませんでした。
なお台数に限りはありますが自転車用の駐輪場は設置されました。
車でアクセスする場合は、小牧基地の近隣にある駐車場や名鉄小牧線沿線の駐車場を利用し、基地最寄りの駅まで電車で移動する形になります。
小牧基地オープンベースでチェックしておきたいエアバンド周波数は?
過去の使用実績では名古屋TWRの118.7MHzと305.7MHzが主用波として使用されることが多いようです
| コールサイン | 周波数 |
|---|---|
| 名古屋CLR | 121.75 258.9 |
| 名古屋GND | 121.7 275.7 |
| 名古屋TWR | 118.7 236.8 305.7 |
| セントレアAPP・DEP | 119.175 121.05 121.225 125.55 227.2 228.4 245.3 |
| セントレアTCA | 119.25 121.175 318.0 321.2 |
| 名古屋GCA | 119.9 120.3 134.1 239.3 270.8 335.6 |
また航空祭開催時にはVHFやUHF帯の非公開周波数の使用も確認されています


小牧基地航空祭にお出かけの際の注意事項
小牧基地航空祭の開催にあたり禁止事項・持ち込み禁止物についての情報についてはまだ公表されておりません。
確認でき次第記事を更新いたします。
【参考用】2025年開催時の情報です
禁止事項・持ち込み禁止物について
小牧基地航空祭2025(オープンベース)開催にあたって発表された、持ち込み禁止品は以下の通りでした。
- 危険物(引火性液体、可燃性物質、火薬類、毒物及び劇物、麻薬類)
- 鉄砲刀剣類(拳銃、猟銃、空気銃など(モデルガン含む))
- その他凶器となるもの(カッター、木刀、スタンガン等)
来場者等の迷惑になるもの
- 3辺の和が計100cm以上の大型手荷物(バック類、クーラーボックス等)
- テーブル、三脚、脚立(サイズ問わず持ち込み不可)
- レジャーシート
- 折りたたみ椅子(サイズ問わず持ち込み不可)
- 車輪がついた乗り物(スケートボード、ローラースケート、キックボード等)※ベビーカー、車いす、シルバーカー、4輪カートは除く
- アルコール飲料
- 犬、猫などの動物 ※盲導犬、介助犬は除く。
航空機の運航に支障をきたす恐れのあるもの
- ヘリウムガス入り風船
- 無線機(電波法に抵触しない受信専用無線機を除く。)
- ドローン、RCプレーンなど無線操縦玩具
レジャーシートや折りたたみ椅子については持ち込みが不可となっていました
また、エアバンドレシーバー等の電波法に抵触しない受信専用無線機は持ち込みが可能となっています(イヤホンを忘れないようにしましょう)
エアショーにお出かけする際にオススメの持ち物についてはこちらの記事もご参照ください
- 他の来場者の迷惑となる行為
- ブルーシート等により場所を確保する行為
- 後ろの来場者の視界を妨げる行為
- 火器の使用
- 一切の政治活動及び無許可での営業活動
- 軍服、迷彩服等を上下着用しての来場
- 解放されていない区域及び施設への立ち入り
- 飲酒、指定場所以外での喫煙
- 勤務する隊員に付きまとう、無理な要求をする等の行為
小牧基地航空祭2026(オープンベース)についてのまとめは以上になります。
今後あらたな情報が掴めましたら記事を更新していきたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。





