2024年4月28日の日曜日 8:30(開門8:00)~15:30
鹿児島県鹿屋市にある海上自衛隊鹿屋基地にて
第25回 エアーメモリアルinかのや
が開催されます
2024年はブルーインパルスも飛行することが発表されました
今回はエアーメモリアルinかのやのイベントの見どころや予行飛行の情報、アクセス方法や駐車場情報・エアバンドの周波数・その他注意事項の情報についてまとめてみました
お出かけを検討・予定されている方に参考にしていただければ幸いです。
プログラムやシャトルバス・交通機関・会場マップなどの案内チラシのリンクはこちらから確認できます
エアメモ鹿屋についてはHPほか、各種SNSでも情報発信が行われる模様ですのでこちらもチェックしておきましょう。
※本記事ではエアーメモリアルinかのやの一環として鹿屋基地で開催される航空イベントを一部『鹿屋基地航空祭』と表現しています
エアーメモリアルかのや 鹿屋基地航空祭の見どころ
エアーメモは、九州の南部、鹿児島県大隅(おおすみ)半島の中央に位置する鹿屋(かのや)市で、航空ショーをメインに開催される南九州最大級のイベントです
鹿屋市の地域住民と海上自衛隊の円滑な協調関係の醸成と大隅半島の地域振興を図ることを目的として地域ぐるみで毎年企画されているイベントとなり、独特のネーミングにはそういったコンセプトが含まれています
エアーメモは2日間開催され
- 4月27日(土曜日)は鹿屋市文化会館で海上自衛隊佐世保音楽隊による演奏会(入場無料・整理券が必要)
- 4月28日(日曜日)は海上自衛隊鹿屋基地にてエアショーの開催(入場無料)
が予定されています
4月27日に鹿屋市文化会館で開催される演奏会の詳細についてはこちらをごらんください
2024年のエアーメモリアルinかのやにはブルーインパルスが参加!
2024年3月に航空自衛隊ブルーインパルスの年間スケジュールが公表され
2024年のエアーメモリアルinかのやにはブルーインパルスが参加することが発表されました
ブルーインパルスがエアーメモリアルinかのやで展示飛行を行うのは2014年以来10年ぶりということになります!
英和出版から2024年最新版のブルーインパルスガイドが発売されました。松島基地の独占取材を行い、付録DVDには貴重な訓練映像と各地の飛行展示を収録。誌面連動企画でブルーインパルスの魅力十分な一冊です
“海上”自衛隊なのに飛行機を運用しているの!?
飛行機を運用する自衛隊といえばまっさきに思い浮かべるのが航空自衛隊という方も多いと思いますが
実は日本の海上自衛隊も航空機を多数運用しています
海上自衛隊が運用する航空部隊の主な任務は日本近海上のパトロールを行い、敵国の艦船や潜水艦の領海への侵入を阻止することにあります
海上自衛隊鹿屋基地に所属する飛行部隊は?
海上自衛隊鹿屋基地は大まかに言うと
- 24時間365日体制で日本の海を守るP-1哨戒機部隊の最前線基地としての役割
- 海上自衛隊のヘリコプター操縦士を要請する訓練基地としての役割
の2つの特徴を持っています
第1航空隊
第1航空隊は海上自衛隊航空集団第1航空群隷下の部隊で、国産のP-1哨戒機を運用する第11飛行隊と第12飛行隊が所属します
主な任務は海上のパトロールですが、警告に従わず領海に侵入しようとする敵艦船や潜水艦を攻撃する能力も有しています
P-1は日本でのみ開発・製造・配備されている航空機ですので、展示飛行を見ることができる場所は限られており、鹿屋基地航空祭の見どころのひとつとなっています
部隊のマークにはコールサインであるJUPITER(ジュピター)の文字が刻まれています
第211教育航空隊
第211教育航空隊は海上自衛隊航空教育集団隷下の部隊で
ヘリコプター課程に選抜された訓練生にヘリコプター操縦の訓練を行う部隊です
使用するヘリコプターはエアバスヘリコプター社製の「ユーロコプター EC 135」がベースとなっており
海上自衛隊では訓練(Training)を意味する「T」とヘリコプターを意味する「H」を頭につけて「TH-135」の名称で呼ばれています
海上自衛隊の訓練生が初めて操縦桿を握るヘリコプターとなります
第212教育航空隊
SH-60Kによる地上展示、飛行展示は中止となりました
第212教育航空隊も海上自衛隊航空教育集団隷下の部隊で、前述の第211教育航空隊で計器飛行課程を終えた訓練生にSH-60Kヘリコプター操縦やオペレーションについての訓練を行う部隊です
SH-60Kは軍用ヘリ世界的なベストセラー機であるシコルスキー・エアクラフト社が製造する『H-60 ヘリコプター』がベースとなっており、海上自衛隊の護衛艦などに搭載され、哨戒(パトロール)飛行を主な任務としています
部隊のマークにはコールサインであるSTORK(ストーク)の文字が刻まれています
調達の大まかな目安価格が約80億円前後の超高価格・高性能ヘリであるUH-60の詳細について知りたい方にはこちらの本がおすすめです。特殊部隊や陸・海・空の各部隊で多様に活躍するH-60ヘリの奥深い世界を知ることができます
エアーメモリアルかのや(エアメモ鹿屋)注目のプログラムは?
2024年は目玉となるブルーインパルスのほかに、海上自衛隊に所属するP-1哨戒機やTH-135・SH-60Kヘリコプターに加え海上自衛隊のアクロバットチーム『ホワイトアローズ』、さらには陸上自衛隊によるAH-64Dアパッチ戦闘ヘリや民間のアクロバット飛行チームであるウィスキーパパなどの飛行展示プログラムが予定されています
ブルーインパルスはノータムによると13:25~14:10の間の飛行に時間が変更になっている模様です(4/28朝8時 時点)
SH-60Kによる地上展示、飛行展示、フライトシュミレーション見学、着水脱出訓練装置見学および修理工場見学は中止となる旨が発表されました
ブルーインパルスとホワイトアローズの競演!
ホワイトアローズは海上自衛隊小月基地で飛行訓練の指導を行うベテラン教官10名によって組織されるチームです
4機のT-5 初等練習機を用いて観客にちかい距離でアクロバット飛行を行う海上自衛隊唯一の特別曲技飛行チームで近年人気を集めています
航空自衛隊の誇るブルーインパルスと海上自衛隊の誇るホワイトアローズの競演は見どころの一つです
ホワイトアローズの詳細についてはこちらの記事もご覧ください
公式サイトの情報によると米軍機の地上展示も予定されています。
例年ですとアメリカ海軍のP-8ポセイドン哨戒機が飛来することが多いですが、どの部隊が飛来するのかにも注目です
※2023年の開催時はアメリカ軍の無人機MQ-9も展示されたようですが、現在は沖縄に移動した模様です
エアーメモリアルかのや(エアメモ鹿屋)ブルーインパルス予行飛行の予定は?
ブルーインパルスの予行飛行に関するノータムが出されています
それによりますと、予行飛行(事前飛行)の実施日時は4/27(土)の13:30~14:00の間で予定されているようです
27日の予行飛行ノータムについては15:30~16:00で実施される内容に変更となりました 予行飛行は中止となりました
※天候など諸事情により変更又は中止される可能性があります
270249 RJAAYNYX
(0075/24 NOTAMN
Q)RJJJ/QWALW/IV/M/AW/000/060/3122N13050E008
A)RJFY B)2404270630 C)2404270700
E)AIR DISPLAY TRG:
1 AREA : WI 8NM RADIUS OF 312205N1305017E
(KANOYA-SHI IN KAGOSHIMA)
2 ACFT : 6T4
3 RMK : VMC ONLY
F)SFC G)6000FT AMSL)
飛行高度は通常のアクロバット飛行は10000FTの事が多いのですが、エアメモリアル鹿屋では6000FTとなっており、上限高度に制約が設けられおります
特に垂直系の演目については一部ラインナップを変更して行われる可能性があります
エアーメモリアル鹿屋の予行飛行に関連するノータム(NOTAM)情報
27日(土)ブルーインパルスの以外の航空機によりに実施される予行飛行のノータムについては
- ホワイトアローズ(4T5)が26日(金)13:00~14:30に実施するもの
- ウィスキーパパのエクストラ300が27日(土)17:30~17:40に実施するもの
が確認できました
なお、ノータムで通知されているもの以外にも鹿屋基地所属機がリハーサルや練習のためのフライト行う可能性があります
エアーメモリアル鹿屋でチェックしておきたいエアバンド周波数は?
過去の使用実績では鹿屋TWRの228.2MHzが主用波として使用されることが多いようですが、それ以外にもいろいろな周波数が使用される可能性が高く、2023年開催の際はVHF帯の非公開周波数も使用された模様です
コールサイン | 周波数 |
---|---|
鹿屋GND | 236.8 |
鹿屋TWR | 126.2 133.4 228.2 236.8 |
鹿屋DEP/APP/RDR | 122.15 126.2 133.0 261.2 284.6 321.2 362.3 |
鹿屋GCA | 125.3 134.1 139.55 258.6 270.8 306.8 317.2 335.6 |
2014年にブルーインパルスが参加した際は鹿屋GCAの317.2MHzが使用されました
ブルーインパルスについては上記の公開UHF周波数のいずれかが使用される可能性が高いです
2023年に開催されたエアメモ鹿屋のエアバンドの詳細な受信情報はこちらで読むことができます。非公開周波数の使用状況についてもレポートがあります
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エアーメモリアルinかのや 鹿屋航空祭へのアクセスや駐車場・シャトルバスの情報は?
駐車場について
エアーメモリアルinかのやでは下記5箇所の特設駐車場が開設されます
- 田崎特設駐車場(鹿児島県鹿屋市田崎町746-1)
- 田崎多目的運動広場(鹿屋市田崎町469-イ)
- 鹿屋バイパス特設駐車場(鹿屋市大浦町13807-1)
- 花岡学園特設駐車場(鹿屋市古里町99)
- 野里運動場特設駐車場(鹿屋市野里町3814-1)
駐車場から鹿屋基地へのシャトルバスの運行について
特設駐車場から鹿屋基地まで有料のシャトルバスが運行されます
シャトルバスの運行時間は朝8時から20分間隔で随時運航となっています
- 中学生以上:500円
- 小学生:300円
- 未就学児:無料
注意事項
禁止事項・持ち込み禁止物について
入場の際は手荷物検査が実施されます
- 酒類
- ペット
- エプロン地区でのテント等を広げての場所取り行為
レジャーシートや椅子などの持ち込みは可能なようです
エアーモモリアルinかのや 鹿屋基地航空祭のまとめは以上になります
ここまでお読みいただきありがとうございました。