2025年4月27日の日曜日 8:30(開門8:00)~15:00(閉門17:00)
鹿児島県鹿屋市にある海上自衛隊鹿屋基地にて
第26回 エアーメモリアルinかのや
が開催されます

エアーメモリアルinかのやは鹿児島県鹿屋市で開催されるイベントで、新田原基地航空祭と並んで九州南部で開催される大規模な航空イベントとして知られています
今回はエアーメモリアルinかのやのイベントの見どころや予行飛行の情報、アクセス方法や駐車場情報・エアバンドの周波数・その他注意事項の情報についてまとめてみました
お出かけを検討・予定されている方に参考にしていただければ幸いです。
エアメモ鹿屋についてはHPほか、各種SNSでも情報発信が行われる模様ですのでこちらもチェックしておきましょう。
※本記事ではエアーメモリアルinかのやの一環として鹿屋基地で開催される航空イベントを一部『鹿屋基地航空祭』と表現しています
エアーメモリアルかのや 鹿屋基地航空祭の見どころ


エアーメモは、九州の南部、鹿児島県大隅(おおすみ)半島の中央に位置する鹿屋(かのや)市で、航空ショーをメインに開催される南九州でも有数規模のイベントです
鹿屋市の地域住民と海上自衛隊の円滑な協調関係の醸成と大隅半島の地域振興を図ることを目的として地域ぐるみで毎年企画されているイベントとなり、独特のネーミングにはそういったコンセプトが含まれています
エアーメモは2日間開催され
- 4月26日(土曜日)はリナシティかのや3階ホールで海上自衛隊佐世保音楽隊による演奏会(無料・入場券が必要)
- 4月27日(日曜日)は海上自衛隊鹿屋基地にてエアショーの開催(入場無料)
が予定されています
4月26日にリナシティかのやで開催される演奏会の詳細についてはこちらをごらんください
“海上”自衛隊なのに飛行機を運用しているの!?
飛行機を運用する自衛隊といえばまっさきに思い浮かべるのが航空自衛隊という方も多いと思いますが
実は日本の海上自衛隊も航空機を多数運用しています



海上自衛隊が運用する航空部隊の主な任務は日本近海上のパトロールを行い、敵国の艦船や潜水艦の領海への侵入を阻止することにあります
海上自衛隊鹿屋基地に所属する飛行部隊は?


海上自衛隊鹿屋基地は大まかに言うと
- 24時間365日体制で日本の海を守るP-1哨戒機部隊の最前線基地としての役割
- 海上自衛隊のヘリコプター操縦士を要請する訓練基地としての役割
の2つの特徴を持っています
第1航空隊
第1航空隊は海上自衛隊航空集団第1航空群隷下の部隊で、国産のP-1哨戒機を運用する第11飛行隊と第12飛行隊が所属します
主な任務は海上のパトロールですが、警告に従わず領海に侵入しようとする敵艦船や潜水艦を攻撃する能力も有しています



P-1は日本でのみ開発・製造・配備されている航空機ですので、展示飛行を見ることができる場所は限られており、鹿屋基地航空祭の見どころのひとつとなっています




部隊のマークにはコールサインであるJUPITER(ジュピター)の文字が刻まれています
第211教育航空隊
第211教育航空隊は海上自衛隊航空教育集団隷下の部隊で
ヘリコプター課程に選抜された訓練生にヘリコプター操縦の訓練を行う部隊です
使用するヘリコプターはエアバスヘリコプター社製の「ユーロコプター EC 135」がベースとなっており
海上自衛隊では訓練(Training)を意味する「T」とヘリコプターを意味する「H」を頭につけて「TH-135」の名称で呼ばれています



海上自衛隊の訓練生が初めて操縦桿を握るヘリコプターとなります




第212教育航空隊
SH-60Kによる地上展示、飛行展示は中止となりました




第212教育航空隊も海上自衛隊航空教育集団隷下の部隊で、前述の第211教育航空隊で計器飛行課程を終えた訓練生にSH-60Kヘリコプター操縦やオペレーションについての訓練を行う部隊です
SH-60Kは軍用ヘリ世界的なベストセラー機であるシコルスキー・エアクラフト社が製造する『H-60 ヘリコプター』がベースとなっており、海上自衛隊の護衛艦などに搭載され、哨戒(パトロール)飛行を主な任務としています
部隊のマークにはコールサインであるSTORK(ストーク)の文字が刻まれています
調達の大まかな目安価格が約80億円前後の超高価格・高性能ヘリであるUH-60の詳細について知りたい方にはこちらの本がおすすめです。特殊部隊や陸・海・空の各部隊で多様に活躍するH-60ヘリの奥深い世界を知ることができます


エアーメモリアルかのや(エアメモ鹿屋)注目のプログラムは?
現在までのところ鹿屋基地基地からプログラムの詳細については未発表ですが
以下の概要で開催が予定されています
- 時間 8:30~15:00
- 内容 P-1訓練展示、民間アクロバット機曲芸飛行、ヘリコプター訓練展示など
- 時間 8:30~15:00
- 内容 自衛隊航空基地地上展示、ドリル演技、音楽イベント(佐世保音楽隊演奏会等)ランウェイバスツアー、マッスルコンテストなど
- 時間 9:00~15:30
- 出店数 約110店舗
その他詳細がわかりましたら記事を更新します。
ご参考までに2024年はブルーインパルスのほかに、海上自衛隊に所属するP-1哨戒機やTH-135ヘリコプターに加え海上自衛隊のアクロバットチーム『ホワイトアローズ』、さらには陸上自衛隊によるAH-64Dアパッチ戦闘ヘリや民間のアクロバット飛行チームであるウィスキーパパなどの飛行展示プログラムなどがありました
2025年は残念ながらブルーインパルスの参加は発表されていません
海上自衛隊の誇るアクロバット飛行チーム
ホワイトアローズの飛来に期待です!
ホワイトアローズは海上自衛隊小月基地で飛行訓練の指導を行うベテラン教官10名によって組織されるチームです
4機のT-5 初等練習機を用いて観客にちかい距離でアクロバット飛行を行う海上自衛隊唯一の特別曲技飛行チームで近年人気を集めています
ホワイトアローズのエアーメモリアル鹿屋への参加はまだ発表されていませんが、是非期待したいところですね❗️
ホワイトアローズの詳細についてはこちらの記事もご覧ください





例年ですとアメリカ海軍のP-8ポセイドン哨戒機が飛来することが多いですが、どの部隊が飛来するのかにも注目です
※2023年の開催時はアメリカ軍の無人機MQ-9も展示されたようですが、現在は沖縄に移動した模様です
飛行高度は通常のアクロバット飛行は10000FTの事が多いのですが、エアメモリアル鹿屋では6000FTとなっており、上限高度に制約が設けられおります
特に垂直系の演目については一部ラインナップを変更して行われる可能性があります
エアーメモリアル鹿屋の予行飛行に関連するノータム(NOTAM)情報
現在までのところエアーメモリアルin鹿屋に関する予行飛行のノータムについては確認できていません
情報がつかめ次第記事を更新いたします。
なお、ノータムで通知されているもの以外にも鹿屋基地所属機がリハーサルや練習のためのフライト行う可能性があります
エアーメモリアル鹿屋でチェックしておきたいエアバンド周波数は?
過去の使用実績では鹿屋TWRの228.2MHzが主用波として使用されることが多いようですが、それ以外にもいろいろな周波数が使用される可能性が高く、VHF帯の非公開周波数も使用された模様です
コールサイン | 周波数 |
---|---|
鹿屋GND | 236.8 |
鹿屋TWR | 126.2 133.4 228.2 236.8 |
鹿屋DEP/APP/RDR | 122.15 126.2 133.0 261.2 284.6 321.2 362.3 |
鹿屋GCA | 125.3 134.1 139.55 258.6 270.8 306.8 317.2 335.6 |


2024年に開催されたエアメモ鹿屋のエアバンドの詳細な受信情報はこちらで読むことができます。非公開周波数の使用状況についてもレポートがあります


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エアーメモリアルinかのや 鹿屋航空祭へのアクセスや駐車場・シャトルバスの情報は?
駐車場について


エアーメモリアルinかのやでは下記5箇所の特設駐車場が開設されます
- 田崎特設駐車場(鹿児島県鹿屋市田崎町746-1)900台
- 田崎多目的運動広場(鹿屋市田崎町469-イ)900台
- 鹿屋バイパス特設駐車場(鹿屋市大浦町13807-1)800台
- 花岡学園特設駐車場(鹿屋市古里町99)350台
- 野里運動場特設駐車場(鹿屋市野里町3814-1)300台
駐車場から鹿屋基地へのシャトルバスの運行について
特設駐車場から鹿屋基地まで間は有料のシャトルバスが運行されます
シャトルバスの運行時間は朝8時から随時運航となっています
- 中学生以上:500円
- 小学生:300円
- 未就学児:無料
注意事項
禁止事項・持ち込み禁止物について
エアーメモリアルinかのや会場への持ち込み・禁止物に関する情報はまだ発表されおりません。
確認出来しだい記事を更新します。
例年入場の際は手荷物検査が実施されます
ご参考までに2024年開催時は以下のものが規制対象でした
- 酒類
- ペット
- エプロン地区でのテント等を広げての場所取り行為
レジャーシートや椅子などの持ち込みは可能でした
エアーモモリアルinかのや 鹿屋基地航空祭のまとめは以上になります
新たな情報がつかめ次第記事を更新いたします。
ここまでお読みいただきありがとうございました。

