航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」が、京都府宮津市で行われる『宮津市制施行70周年記念イベント 海の京都にぎわいフェスタ』で展示飛行を行なうことが決まりました。
このイベントでは日本三景として知られる『天橋立』を背景にブルーインパルスの展示飛行を楽しめるのが見どころのひとつとなっています
今回は宮津市制施行70周年記念イベント 海の京都にぎわいフェスタでブルーインパルスが見られる場所と時間・予行飛行(事前飛行)の予定・エアバンド周波数などについてまとめてみます。
比較的広い範囲での飛行が予定されているので、航空祭ほどの大混雑の心配も少なく、小さなお子様連れの方でもいろいろな場所でフライトを鑑賞することができそうです。
なお、宮津市制施行70周年記念イベント 海の京都にぎわいフェスタで実施されるイベントやブルーインパルスの飛行に関する情報は以下のサイトで確認することができます
また、宮津市が設定しているイベント公式Xでも、飛行展示に関する情報発信が予定されています
宮津市におけるブルーインパルスの予行と本番飛行の予定日と時間帯は?
主催者のサイトの情報によると、
7月21日(日)の13:00から開始されるセレモニーに合わせて13時15分~30分頃からの飛行を想定しているようです。
また、7月20日(土)午後2時にも予行飛行が実施されます。 予行飛行は天候不良のため残念ながらキャンセルとなりました
※天候等の理由により飛行時間は変更または中止となる可能性があります。
どこに行けばブルーインパルスを見られるの?
主催者からの発表によると無料の観覧エリアが複数箇所に設置されます。
海の京都にぎわいフェスタの主会場は島崎公園グランドとなります
またサブ会場は天橋立公園周辺のエリアとなるようです
飛行の中心点はメイン会場になると思われますが、天橋立付近であれば問題なく展示飛行を見ることができそうです
宮津市の展示飛行におけるブルーインパルスの飛行ルートは?
Xにて飛行経路と実施演目の内容がシェアされていました
こちらの情報によりますと
ブルーインパルスが展示飛行の際に離発着で使用する飛行場については小松基地が使用されます。
小松基地を離陸後、石川県および福井県沖の日本海沖を飛行しながら天橋立方面に飛行するようです。
ブルーインパルスの予行飛行やノータムの情報は?
ブルーインパルスの本番と予行飛行に関して、航空関係者向けの通知となるノータム情報が確認できました。
ノータムで設定されている飛行時間については
7/20が13:50~18:00の間 7/20の飛行については天候不良のためキャンセルとなりました
7/21が13:20~15:00の間
となっており、飛行時間については天候やその他の理由により変更になってもいいように余裕をもって設定されているようです。
※ノータム情報については天候やその他の事情により変更やキャンセルになる場合があります。
ノータムの時間に9時間足すと日本時間になります
170547 RJAAYNYX
(0027/24 NOTAMN
Q)RJJJ/QWALW/IV/M/AW/005/100/3532N13512E009
A)RJBM B)2407200450 C)2407210600
D)JUL 20 0450/0900 21 0420/0600
E)AIR DISPLAY :
1.FLT AREA : WI A RADIUS OF 15000M OF 353220N1351142E
EXCLUDING THE AIRSPACE SOUTH OF LINE
FM 352945N1350201E TO 352527N1351735E
(MIYAZU-SHI,MAIZURU-SHI,FUKUCHIYAMA-SHI,KYOTANGO-SHI,
YOSA-GUN IN KYOTO)
(APRX QTE/288DEG 9.4NM FM RJBM ARP)
2.USING ACFT : T4 X 6(MAX)
3.WX COND : VMC ONLY
4.RMK : (1)AIR DISPLAY SUSPENDED WHEN FLYING SAR OR DOCTOR
HEL, ETC.
(2)SOURCE/JSDF-A(RJST)
F)500FT AMSL G)10000FT AMSL)
ブルーインパルスのエアバンド周波数は?
今回のフライトエリアは近くに飛行場が存在しないため、非公開周波数を使用する可能性が高そうです。UHFエアバンド周波数帯(225.0~400.0MHz)をAMの100KHzステップでサーチしてみましょう。近くを飛行していれば以外にあっさり見つかったりします。(100KHzステップサーチでヒットしない場合は50KHzでサーチしてみてください)
IC-R6を使った周波数サーチの方法についてはこちらの動画をご参照ください
長距離シャトルバスの運行有り
海の京都にぎわいフェスタでは京都や兵庫県内より長距離シャトルバスの運行も予定されています。
具体的には
- 福知山駅と宮津漁連駐車場を往復する福知山ルート ¥2500
- 東舞鶴駅・西舞鶴駅と宮津漁連駐車場を往復する舞鶴ルート ¥2500
- 京都駅と宮津漁連駐車場を往復する京都ルート ¥5000
- 神戸三宮東遊園地「MARINA」像前と宮津漁連駐車場を往復する神戸ルート ¥6000
の4つのルートが設定されています
詳細についてはこちらのページをご確認ください
イベント当日の交通規制について
ブルーインパルスは人気が高く近隣はもちろんのこと、遠方から多くの観覧者が来場することが予想されます。
イベント来場者の車で会場付近の大渋滞も予想されます。
また警察による違法駐車取り締まりが強化されることも想定されます。
宮津市からの案内では臨時駐車場の予約がない場合は公共交通機関を利用しての来場を呼びかけています。
渋滞状況によっては有料駐車場利用者以外の通行規制が行われる可能性もありますので、事前に交通規制の予定について確認しておきましょう。また、早めの移動をオススメいたします。
規制についての詳細はこちらも御覧ください
宮津市 海の京都にぎわいフェスタ ブルーインパルス観覧ツアーあり!
今回の宮津市 海の京都にぎわいフェスタの開催にあたっては前述のシャトルバス以外にもバスツアーが企画されています。筆者が調べた範囲では以下のツアーが見つかりました。
バスツアーなら主要都市から乗り換えなくイベント会場にアクセスする事ができるので楽チンです♪
ブルーインパルス展示飛行in天橋立 日帰り【梅田・高槻・なんば・三宮・京都発】¥14,980~19,980
お弁当&1,000円分のお買物券付!7/21(日)宮津市制施行70周年記念事業・航空自衛隊ブルーインパルス展示飛行in天橋立【梅田発】¥9,980 ※セキュリティの警告が出る場合がありますが、そのまま進むとHISのサイトに接続されます
主催者の公式サイトにて駐車場の予約が可能
ブルーンパルスの予行飛行や本番当日は飛行の中心となる会場周辺は大変な渋滞が予想されるとともに、周辺駐車場も一杯になる傾向があります。
また警察や駐車監視員による違法駐車の取締が強化されることも予想されます。
今回のイベントでは事前予約制の有料臨時駐車場が設定されます
販売の設定日はブルーインパルスの予行演習が行われる7/20(土)と本番の7/21(日)の2日間で、料金は場所にかかわらず一律2000円です
有料とはなりますが、会場付近の渋滞や混雑の予想をふまえると、駐車場を予約しておくことをおすすめします。会場へのアクセスがしやすい駐車場から早速予約が殺到しているようです。
ブルーインパルスのパイロットはどんな人達?
ブルーインパルスのパイロットは『ドルフィンライダー』
ブルーインパルスの総括や整備を行う要員は『ドルフィンキーパー』の愛称でファンに親しまれています
現在のブルーインパルス率いる第11飛行隊の飛行隊長は
江尻 卓(えじり すぐる)2等空佐 TACネームはEDGE(エッジ)
F-15戦闘機の操縦経歴もあり防衛大50期のエリートで長野県上田高校の出身です
2024年5月からブルーインパルスの飛行隊長を務められています。
こちらの映像で江尻隊長がインタビューに応じています。ちょっとお茶目なシーンも・・。
また4番機の手島孝1等空尉のラストフライトの模様も収録されています。
航空自衛隊の公式サイトにドルフィンライダーやドルフィンキーパーの紹介ページがありますので
気になる方は是非チェックしてみてください。
イカロス出版から発行されている月刊誌 JWings 8月号はブルーインパルス特集です。新たな飛行隊長を迎え、挑戦を続ける“ブルー”を追って松島基地での密着取材。最新展示課目も網羅した、2024-25年シーズンがわかる大特集号!付録としてブルーの特別動画が楽しめるQRコード付き軍用機カードが付属します。こちらに目を通しておくとフライトをより楽しめること間違いなしです!
パイロットやチームについてより詳しく知りたい方にはこちらのガイドブックもオススメです。ブルーインパルスの公式パンフレットの撮影も担当する黒澤英介カメラマンによるカットも収録されています、
ブルーインパルスのおすすめグッズ
ちなみに上記の映像の中でブルーインパルスのパイロットが右肩につけていて、藤の花をイメージした刺繍が印象的な2024年のツアーワッペンはこちらで購入することができます。
別売のワッペンホルダーを使えば気軽に手持ちのトートバックなどのアクセサリーとしても使うことができます。
※ワッペンホルダーを使用する際はベルクロ(マジックテープ)ありのワッペンを購入しましょう
また、ステッカーはワッペンよりも安価なので、記念品として気軽に購入できるのが魅力です。プレゼントやちょっとしたお土産にも最適です。
ここに紹介した商品以外にもブルーインパルスのグッズをいろいろとご覧になりたい方は、ブルーインパルスグッズや自衛隊グッズの品揃えが豊富な【ブルーポート】さんと【ウィングレット】さんがおすすめです
宮津市制施行70周年記念イベント 海の京都にぎわいフェスタの飛行の概要については以上になります
今後新たな情報を入手できましたら、随時記事を更新していきます!
ここまでお読みいただきありがとうございました。
ブルーインパルスと同じ『ブルー』がつく青い航空機を使用するアクロバット飛行チームとして、アメリカ海軍が運営する世界最高峰のアクロバット飛行チーム『ブルーエンジェルス』をご存知ですか?
ブルーエンジェルズは、アメリカ海軍所属のアクロバット飛行隊で、フロリダ州のペンサコーラ海軍航空ステーションを本拠地にしています。
このほどamazonプライムビデオにてそんなブルーエンジェルスの世界に肉薄するドキュメンタリー映画『ブルーエンジェルズ(THE BLUE ANGELS)』が公開されました。あの『トップガン マーベリック』でハングマン役を演じたグレン・パウエルと『スター・ウォーズ』『スター・トレック』シリーズのJ・J・エイブラムスが製作を務める注目の1作です。
見てもらえればわかりますが『とにかく近い』というか『いやいや近すぎでしょw』といった映像のオンパレードです
CG無しの実写の作品となっています。映画の紹介VTRにも写っていますが、ヘリコプターが極限まで接近しての空撮に挑戦しています。というかこちらも近づきすぎです・・・。
何より驚愕なのはこの世界最高レベルのスリリングなパフォーマンスを映画撮影のためだけに行っているわけではなく、年間70回以上、全米各地の航空ショーで実施しているという事実です。
映像を通して感じるアメリカ軍のパワーとスケールの大きさにはただただ圧倒されます。
すでにamazonプライム会員の方でしたら追加料金無しで楽しむことができますので、見なきゃ絶対損ですよ!是非一度ご覧ください。日本語字幕対応です。