2025年5月17日(土)と18日(日)9:00~20:45
極東でも最大規模のアメリカ軍基地である、アメリカ軍横田基地において
横田基地 日米友好祭(フレンドシップ フェスティバル)2025
が開催されます。

基地への出入り口となる第5サプライ(牛浜)ゲート開放時間は両日とも午前9時~午後8時の間となっています
今回は横田基地フレンドシップデー2025の見どころや駐車場の情報、お子様連れでお出かけされる際の注意点など、イベントを120%楽しむための前知識と準備ガイドについてまとめてみました
18歳以上の方は、国籍が記載された写真付き身分証明書(運転免許証、マイナンバーカード、住民基本台帳カード、パスポートのいずれか)をご持参ください。運転免許証をお持ちの方は、ご登録された暗証番号が必要です。15歳以下は、大人の同伴が必要です。また、日米国籍の方が所持する日本の障害者手帳も、有効な身分証明書とみなされます。詳細については横田基地フレンドシップデー公式webサイトの「よくある質問」の項目をご覧ください
なお、横田基地フレンドシップデーに関する情報は公式ページやSNSでも発信されますので、こちらもチェックしておくことをおすすめします
横田基地の概要
横田基地は、その戦略的な位置から太平洋地域のアメリカ軍の作戦において中心的な役割を果たしており、多国籍軍事演習や人道的支援ミッション、災害救援活動などにも重要な基地として機能しています。
また、横田基地は在日米軍司令部・在日米空軍司令部のほかに航空自衛隊の航空総隊司令部や航空戦術教導団司令部なども所在します
米軍と自衛隊が共同作戦を行う際の連携を取りまとめる共同統合運用調整所も配置されており、HQ(ヘッドクォーター)として重要な役割を担っているのが特徴です
- 2024年 30万2000人
- 2023年 19万3000人
- 2022年 11万人
- 2021年 新型コロナウィルスの影響で延期
- 2020年 新型コロナウィルスの影響で中止
- 2019年 10万人
横田基地フレンドシップフェスティバル2025のマップ
横田基地の公式webさいとにてフレンドシップデー2025のマップが公開されました。
概ね例年通りの配置となっています。
注目の航空機は入口から入った会場奥の方に展示されます。

航空機地上展示エリアは17時までの入場となっていますのでご注意ください。PACAF F-16デモチームや各種飛行部隊のブースも航空機地上展示エリアに毎年出店しています。


横田基地フレンドシップフェスティバルの見どころ
横田基地フレンドシップデーの雰囲気については、横田基地の公式Xに過去の開催時の模様のポストがアップされていて参考になります!
5月17日土曜日開催時の模様
こちらから5月17日(土)の模様をご覧になれます
雨の中の開催ではありましたが、その合間を縫ってF-16戦闘機などの一部のデモフライトも実施されました
他の基地の航空祭などに比べるとフライトプラグラムはそれほど充実しているわけではないのですが
- 多様な外来機(他の基地からゲストとして飛来した航空機)の展示が行われる
- 大型貨物機の内部が開放される(操縦席が見られるかも!?)
- アメリカテイストのお店が多数出店
などのポイントが横田基地フレンドシップデーのみどころのひとつとなります
横田基地に拠点を置く部隊の航空機は?
横田基地に配備されている航空機としては第374空輸航空団に所属する
- C-130J(スーパーハーキュリーズ)
- C-12J(ヒューロン)
- UH-1N(ヒューイ)
などのほか
第353特殊作戦群第21特殊作戦中隊のCV-22 オスプレーなどがあります
豊富な外来機
横田基地フレンドシップフェスティバルでは横田基地の所属機以外に沖縄県の嘉手納基地・青森県の三沢基地、ハワイのヒッカム基地や近隣の自衛隊の基地等から多数の戦闘機や輸送機、その他各種航空機が飛来し、大規模な地上展示が行われることで有名です



今年はどんな外来機が飛来して地上展示されるのか?それが横田基地フレンドシップデーのお楽しみのひとつです
輸送機の巨大さに圧倒
横田基地は米軍にとって極東最大規模の輸送拠点ということもあり、巨大な輸送機が飛来します。
その一環としてその巨大輸送機の内部が公開されます。
日本国内のイベントでも米軍輸送機の内部が開放される機会はそうそうないので貴重な機会だと言えます。
筆者もC-17のコックピットやHUD(ヘッド・アップ・ディスプレイ)などを見せてもらえたことがあり、思い出に残っています



コックピットや機内見学の可否はその時々の情勢で変わり、必ずしもすべてが見学できるわけではありません。これも行ってみてのお楽しみですね
飲食店やグッズのお店が出店
横田基地のフレンドシップデーでは、自衛隊の航空祭ではお目にかかれないようなアメリカンフーズやグッズなどのブースがいろいろと出店します
ここでしか食べられないものや、ここでしか入手できないグッズなどがいろいろとありますので、それらを見て回るのも楽しみの一つですね
ちなみにアメリカ軍のコントラクターとして有名なブランドAVIREX(アヴィレックス)からも、アメリカ軍にまつわるウェアなどが販売されています
『U.S AIR FORACE(米空軍)』『USN(UNITED STATES NAVY:米海軍)』の文字がペイントされるなど、おしゃれは意識しつつも、通な航空ファンの視線も集めるアイテムがいろいろラインナップしています



フレンドシップデーにお出かけする際のファッションとして身にまとえば気分もよりいっそう盛り上がること間違いなしです
横田基地フレンドシップフェスティバル 注目のプログラムは?
5月7日頃に横田基地フレンドシップデーのプログラムが発表されました


屋外や格納庫ステージにおけるイベントのほか、航空機地上展示や飛行展示なども予定されているようです。
- 輸送機の離陸時間 10時15分(例年はC-130J ハーキュリーズ輸送機が飛行)
- 輸送機からパラシュートによる自由降下(途中からパラシュートを開く降下公式) 10時45分
- 輸送機からバラシュートによる空挺降下(航空機から飛び降りると同時にパラシュートを開く降下方式)11時15分
- 輸送機の離陸時間 11時45分(例年はC-130J ハーキュリーズ輸送機が飛行)
- 輸送機からパラシュートによる自由降下(途中からパラシュートを開く降下公式) 12時15分
- 輸送機からバラシュートによる空挺降下(航空機から飛び降りると同時にパラシュートを開く降下方式)12時45分
※展示飛行は天候やその他の理由により時間の変更や中止となる可能性があります。



2025年は青森県三沢基地を拠点とする太平洋空軍(PACAF)F-16 デモンストレーションチームも参加を表明しています。協定により派手な展示飛行は行えませんが、2024年はフライトパス(基地上空の通過飛行)が実施されましたので、2025年にも期待ですね。三沢基地のF-16戦闘機は順次F-35A戦闘機に変更が予定されおり、デモチームの来場は今回が最後となる模様です。
5月18日(日)には打ち上げ花火も実施予定
フレンドシップフェスティバルのクライマックスとなる5月18日(日)の午後8時20分頃からは毎年恒例の打ち上げ花火も予定されています
横田基地フレンドシップフェスティバル 注目の飛来機は?
横田基地フレンドシップフェスティバルに飛来し地上で展示される航空機の情報が発表されました


参考用 当初発表されていたマップはこちら


筆者の独断と偏見によるものです。皆様も推しの航空機を当日会場にて探してみてください
米軍機
- 三沢基地のF-16(ファイティング・ファルコン) 三沢基地を拠点とするF-16デモチームの2機の戦闘機が飛来。
デモチームの来場は今回が最後とみられます
→天候などに問題なければ簡単なデモフライトが予定されています(日曜日はフライト後、三沢基地にそのまま帰投の模様)
→黒を基調とした尾翼にイタチがペイントされたデモチーム塗装機
→第35航空団司令指定機のHave Glass V(ハブグラス・ファイブ)仕様※が飛来しました
→テイルコード(尾翼にペイントされたイニシャル)『WW』 - 韓国群山(くんさん)基地のF-16(ファイティング・ファルコン)
→韓国からF-16戦闘機 2機が飛来 テイルコードは『WP』 - C-17(グローブマスターⅢ)ゲストとして横田基地に飛来した大型輸送機
→機体番号に白い影がついた司令指定機
→ハワイ ヒッカム統合基地 第15航空団535空輸飛行隊 所属機『HH』
→ハワイ空軍州兵第154航空団第204空輸飛行隊と機体を共用 - MC-130J(コマンドーⅡ) 嘉手納基地に常駐する特殊部隊仕様のC-130です
→第353特殊作戦航空団(353SOW)第1特殊作戦飛行隊(1SOS)所属機(嘉手納基地所属機) - CV-22(オスプレー) 横田基地に常駐する特殊部隊仕様のオスプレーです
- P-8A(ポセイドン)米本土から期間限定で派遣されている部隊です
→第9哨戒飛行隊(VP-9) ワシントン州ホイットビーアイランド海軍航空基地から日本に展開中の部隊
→ニックネーム『ゴールデンイーグルス』テイルコードは「PD」
自衛隊機
- UH-2 陸上自衛隊が新たに配備をはじめている汎用ヘリコプター UH-1Jと比較して観察してみるのも面白そう!?
※Have Glass V(ハブグラス・ファイブ)とは電波吸収性の塗料を用いることでレーダー反射断面積(RCS)を低減し、F-16のステルス性を向上させているものです。2017年頃から米空軍のF-16C/Dを中心に採用され始め、濃いグレー色の外観が特徴です



5月16日夜の時点では嘉手納基地からの戦闘機部隊の飛来はない模様です・・。
(参考情報)2025年前半 嘉手納基地等への展開が確認されている部隊
【嘉手納基地(沖縄県)】
- 第131電子攻撃飛行隊 VAQ-131『Lancers』 EA-18G グラウラー
→米ワシントン州ウィビーアイランド海軍航空基地から展開の海軍の飛行隊(テイルコード:NL) - 第354戦闘航空団(FW) 第355飛行隊(FS)『Fightin’ Falcons』F-35A ライトニングⅡ
→アラスカ州アイルソン空軍基地より展開の空軍の飛行隊(テイルコード:AK) - 第4戦闘航空団(FW) 第336飛行隊(FS)および335飛行隊『Rocketeers』F-15E ストライク・イーグル
→ノースカロライナ州シーモアジョンソン空軍基地より展開中の空軍の飛行隊(テイルコード:SJ) - 第158戦闘航空団 第134飛行隊『The Green Mountain Boys』F-35A ライトニングⅡ
→バーモント州バーリントン空軍州兵基地より展開中の州空軍の飛行隊(テイルコード:VT) - 第388戦闘航空団 第421飛行隊『Black Widows』F-35A ライトニングⅡ
→ユタ州ヒル空軍基地より展開中の空軍の飛行隊(テイルコード:HL)
※月刊JwingsやXなどの情報をもとに筆者作成。部隊移動などで実際と異なる場合があります。
(参考用)2024年の横田基地フレンドシップデーに参加した外来機(戦闘機)はコチラをクリック
【三沢基地(青森県)】
- VAQ-138『Yellow Jackets』 EA-18G グラウラー
→ 米ワシントン州ウィビーアイランド海軍航空基地から展開の海軍の飛行隊(テイルコード:NL)
【嘉手納基地(沖縄県)】
- 154WG 199FS『Mytai Fighters』F-22A ラプター(テイルコード:HH)
→ハワイ州ホノルルのヒッカム基地より展開の空軍の飛行隊 - 114FW 175FS『Lobos』F-16CM ファイティング・ファルコン
→サウスダコタ州ジョー・フォス・フィールドより展開の州空軍の飛行隊 - 114FW 179FS『Bulldogs』F-16CM ファイティング・ファルコン
→ミネソタ州ダルース空軍州兵基地より展開の州空軍の飛行隊



2022年の開催時に米バイデン大統領を乗せたエアフォースワン(VC-25A)が横田基地のフレンドシップデーに飛来した出来事は近年稀に見るサプライズでした!
横田基地フレンドシップフェスティバルは
エアバンドレシーバーの持ち込みは禁止
基地の公式ページで公表されている持ち込み禁止物の中にラジオスキャナー(エアバンド等の受信機含む)や陸上移動無線(トランシーバーなど)と表記されているのが確認されました。
エアバンドレシーバーの持ち込みは明確に禁止されていますので注意しましょう
※エアバンドレシーバーのことを米国ではラジオ スキャナー(Radio scanners)などと呼んでいるようです
当ブログでもイチオシアイテムなだけに持ち込み禁止は残念ですが、没収などの憂き目にあうことのないようアナウンスに従いましょう



ちなみに横田基地の一部のVHF航空無線周波数はオンラインの航空無線無料配信サービス LiveAtcで聞くことができるようです。スマホからサイトにアクセスすればオンラインストリーミングでほぼリアルタイムの交信が聞こえるとおもいます。
横田基地フレンドシップフェスティバル2025
へのアクセス方法や駐車場の情報は?
横田基地への出入り口について
横田基地フレンドシップデー当日の基地への出入り口として、毎年第5ゲートが開放されます
横田基地への最寄り駅は?
前述の出入り口となる横田基地第5ゲートに近い駅は以下の通りとなります
- JR青梅線 牛浜駅(ゲートまで徒歩約10分)
- JR青梅線/西武拝島線 拝島駅(ゲートまで徒歩約20分)
- JR八高線 東福生駅(ゲートまで徒歩約20分)
- JR五日市線 熊川駅(ゲートまで徒歩約20分)
- JR青梅線 福生駅(ゲートまで徒歩約25分)
※当日、牛浜駅は多くの方の利用が予想されるため、駅から入場ゲートまでの道程は大変混雑し
相当な時間がかかることが見込まれます。基地からのアナウンスでも拝島駅の利用を推奨しています


駐車場・駐輪場の設置はナシ
横田基地内および基地周辺にイベント専用駐車場や駐輪場は設置されません。
車でアクセスする場合は近隣の鉄道沿線の駐車場を利用し、基地最寄りの駅まで電車で移動する形になります。
子どもと一緒にお出かけする際の注意点と便利な持ち物は?
お子様といっしょに横田基地のフレンドシップデーにお出かけする際の注意点をあげてみます



横田基地を拠点として任務につく兵士は家族とともに基地内で生活しているケースも多く、イベント自体も親子で楽しめるような工夫も見られます
お子様がアメリカの文化を理解するのにもよい機会となることと思います
- 最寄り駅まで電車でお出かけ+基地のイベント会場まで歩きとなるので、疲れすぎないように注意
- 厳重な身分チェックや手荷物検査が実施されるので入場まで基地の外で長時間待つ可能性があります
- 小型の簡易や折りたたみ椅子は持ち込みが可能なので持参をおすすめします
- 基地に入るまでに列に並ぶことを想定して暇つぶしなども用意しておく
- 会場はコンクリートなので天気が良ければ熱中症、雨が降ったら風邪に注意
- 万が一迷子になった際に備えて、基地入口でまいごリストバンドをもらう
- 迷子にならないようにグッズを活用したり、迷子の預かりを行うインフォメーションセンターの場所について確認しておく
入場に際して必要なものや、迷子対策やあると便利なグッズについては以下の記事にまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください
注意事項
入場に際して日本国籍で18歳以上の方は顔写真付きの身分証の提示を求められますので必ず持っていくようにしましょう
また15歳以下は大人の同伴が必要となっています
日米国籍で18歳以上の方は、国籍を証明する写真付き身分証明書(パスポート、運転免許証、マイナンバーカード、住基カードのいずれか)の提示が必要です。運転免許証の場合は暗証番号をご確認のうえお越しください。
日米国籍以外の方は、パスポート及び在留カードの提示と、72時間前までに 事前登録もしくは会場での登録が必要です。登録サイト:Eventbrite
横田基地フレンドシップデー2025公式サイトより
交通規制について
現時点では交通規制の情報は入手できておりませんが、イベントに合わせて違法駐車などの取り締まりが強化される傾向にありますので注意しましょう。
基地周辺の見学ポイントも立ち入りや駐車規制に注意です。


禁止事項・持ち込み禁止物について
横田基地フレンドシップデー2025への持ち込み禁止物について公表されました、例年と同じような内容となっています。
また他の基地祭では持ち込みが可能なものでも横田基地フレンドシップデーでは禁止されている場合がありますので注意してください。



テロ警戒の観点から米軍基地は自衛隊基地以上に手荷物検査が細かく厳しく見られる傾向にあります
- 大型手荷物・バック ・アルコール飲料 ・ガラス瓶類
- 自転車 ・三輪車
- 動物(ペット)※介助犬等は事前に相談が必要
- キックボード、ローラースケート、スケートボード
- 無線操作機器(ラジコン・ドローン等)
- 遊具(凧、ボール等) ・軍服、装備品等
- 個人の識別の妨害となるコスチューム
- 武器とみなされる可能性のあるコスチュームの小道具
- 武器(モデルガン、エアガン等)
- 刃物類(カッター、ソリ、ハサミ、刀等)
- 爆発物(花火等) ・薬物 ・危険物全般・ラジオスキャナー(エアバンド等の受信機含む)や陸上移動無線(トランシーバーなど)
以下のものについては大型手荷物と判定されると持ち込み禁止(返却不可の没収もしくは入場不可)となる可能性がありますのでご注意ください。
- 脚立や踏み台
- 骨組み付きのテント
- 大型の折りたたみ椅子



キャンプなどに使う大きめなものよりも、コンパクトに折り畳めるタイプの椅子などの持参がおすすめです
スマホのつながりが悪くなる!?
2024年は2日間で30万人を超えるとてつもない数の来場者を記録した横田基地フレンドシップデー
各通信会社の移動通信車両が会場に設置される可能性がありますが、来場者が増えるお昼ごろにかけてスマホの繋がりが悪くなることも想定されます。
調べ物や現在地共有サービスなども使えなくなる(地図が表示されなくなる)可能性がありますので、プログラムや地図などの画像やドキュメント情報はあらかじめスクリーンショットやスマホにダウンロードしておくことをおすすめします。



通話ができなくなった場合に備えてあらかじめ集合や合流場所などを決めておくと安心ですね。
インターネットが繋がりにくくなり、通信が必要なゲーム、動画も見られなくなることを想定して、お子様用の暇つぶしも用意しておきましょう
横田基地フレンドシップデー2025についてのご案内は以上となります
今後最新の情報を入手でき次第更新してきます
ここまでお読みいただきありがとうございました!